2月12日 凍結の蓼ノ湖(たでのうみ)
わずかに水面も見られます。 突風に巻き上げられた雪煙りが奥に見えます。
スノーシューで山の奥へ奥へ
前回のエントリーで冬期のみ訪れることのできる幻の湖、蓼ノ湖(たでのうみ)までやってきました。 スノーシューでここを訪れる人はたくさんいるそうですが、一晩雪が降るとそのトレイルも見えなくなり、一面平らな雪野原です。 どこからが湖の湖面なのかまったくわかりません。
かなり氷も厚そうで、湖面の上の方まで歩いてゆく人もいますが、2枚目の写真のように凍結していない部分もあります。 決して氷上に上がってはいけません。 これだけ雪で覆われていてもガイドの安倍さんが「そこまでなら行って大丈夫ですよ。」と教えてくれますので安心です。
また安倍さんは歩いている最中も雪山での山歩きのポイントや危険個所を発見する山の見方、などを説明してくれます。 左の写真では雪崩が起きた場所を見ながら説明を聞いています。
右の写真では上の娘が雪上でくたばっています。 と言う訳ではありません。w
雪上にバタンと仰向けに寝っ転がり、手をバタバタ動かしたり、雪をかいたりして模様をつけました。 左はエンジェル、右は千手観音です。w 誰の足跡も付いていない雪面があるからできるんですねー。
photos by Abeさん
実はくたばっていたのは私の方でした。w 蓼ノ湖を過ぎてからは登りが果てしなく続きます。 ただでさえ日ごろの運動不足がたたっています。 そこへ来て登りです。 しかもスノーシューを足に付けているということは。 まー、スノーシューは持つとそんなに重くはないのですが、靴にプラスアルファを付けてるわけで。 しかも底に雪がついたりもするわけで。。。それがイヤならスノーシューなんかしに来るな、と言うことですが。www
イヤなことはひとつもないんですよ。 けど、苦しい時はやっぱり右の写真のような体勢で、ハァハァしないと。www
その間、娘たちは「千手観音!♪」とか言って安倍さんと遊んでたわけですね。w そういう時間が大切です。w
左の写真でようやく「小峠」到着です。 しかし標識を見るとまだあと 1.1Km あります。 「え~、まだ半分だー(ToT)」と思っていると安倍さんが「ここからの道は今までと全然違いますから。」と。 しかもここでおやつを食べ、少しパワー回復です。 確かに、ここからの道のりは割と平坦で、雪の森の中をお散歩しているようにとても気持ちよく歩けました。
楽しそうに歩いていますね。 「自由に好きな所をあるきましょう。」と言われたのでしょう。 フカフカの新雪の何の跡もない雪面を歩くのはとても気持ち良いです!!
けれど、それで長距離歩くのは本当に大変です。 前の人が雪をかきわけ踏みつけてくれるラッセルという作業をした後のトレイルを歩くのとは全然ちがいます。 ガイドの安倍さんが常に先頭で歩いてくれるのにもそういった理由があります。 まぁ、私がへたばっていなければ、交代でラッセルしましょう、ということもあったかもしれないのですが。 それがスノーシューのだいご味でもあるでしょうしねー。 体力なくてすみません。 わたしもっと鍛えなきゃー、と思いました。
さて、森の中を進んでゆくと広大な雪原が開けました。 凍結の刈込湖到着です!! やったー!! 来たぞーっ!!
と言うところで次に続きます。 たぶんあと一回で終わります。w