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ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

ピアニストの川上ミネさん その2

2017年05月13日 | おんがく日記
先日ブログに書いた
ピアニストの川上ミネさんのこと
再びです。

ここしばらく
家でよく川上ミネさんのCDを聞いています。
川上さんのピアノを聞いていると
不思議と呼吸がゆっくりと
そして、自分があるべきところに戻れるような気がします。

Mine Kawakami. Canción de cuna


たまたま耳にした
NHKのラジオ深夜便で
川上ミネさんと再会(!)したことは
ブログに書いた通りです。
(もちろん面識はございません。。。)

そのラジオ深夜便によると・・・
ドイツでの留学から
スペインへと留学先を変えたのは
ドイツの冬が寒いからというのと
新鮮なお魚が食べられないという理由でした。

そして、スペイン留学中に
キューバ出身のピアニストとの出会いがきっかけで
キューバに住むことに!
その後、キューバやコロンビアなど
南米をピアノを弾きながら放浪していたらしいのですが
あるときに
ちゃんと日本に帰って働かなくては・・・と思い
日本に帰国したとか。

東京でドイツ語の通訳などをしながらの生活の中で
ピアノが全く弾けなくなったとか・・・
ピアノを弾こうと思うと、
手が痛くなって、手が動かなくなり
全然ピアノが弾けない日々が数年続いたとのことです。

もう、ピアニストになる夢をあきらめかけて
どうせなら、大好きな南米でCDを作ろう!と
お金をかき集めて、南米でCDを製作。
不思議と、南米でピアノを弾いていると
東京で痛かった手の痛みが消えていったそうです。

そのCDお披露目のコンサートを
東京のピアノのあるレストランで開きました。
「もう、ピアノを弾くのはこれが最後かもしれない」
という覚悟もあったそうです。

が、しかし!
運命の歯車は思わぬ方向へ回り始めました。
そのコンサートをたまたま
テレビ製作の方が見てて
「番組の音楽を作りませんか・・・?」
という展開になったそうです。

その番組がNHKのベニシアさんの
「猫のしっぽカエルの手」なのかどうかは
さだかではありませんが
一度ピアニストになる夢を
きっぱりとあきらめかけていた川上さんは
ピアニスト、作曲家としてご活躍なさっています。

私が川上ミネさんに20年前に出会ったのは
ドイツの情報誌に掲載していた
「ドイツ日記」のエッセイの文章でしたが
こうして、今彼女のピアノの音色を聞いていることが
なんとも不思議で仕方ありません。

川上さんのエッセイを読んでいたころの私は
まだライアーを始める前で
音楽には出会っていませんでした。
20年という時間を超えて
私もライアーを通して音楽に出会い
そして、川上さんのピアノのような
風景が見えるような音楽を紡いていきたい!と
心の中で拍手喝さいを送っています。
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