とうとう”和香パイ”こと、井上和香まで登場した。少しオバさんぽかったが、確かに井上和香だった。
因みに、写真は若い時の彼女です。夢の中ではここまでグラマーで魅惑的でもなかったんですが。雰囲気はよーく滲み出てました。
タクシーの中で
夢の舞台はタクシーの中だ。
井上さんは、毎日の怠惰な生活にウンザリの様子だった。独身の私はもっと退屈だった。
最初に誘ったのは彼女の方だった。
”どっかに寄ってかない?毎日が退屈なの”
私は彼女をチラリと見た。
”でもアンタは人妻だろ?そんな事してもいいのか?俺は独身だから何でもアリだけど”
井上さんは、少し苛立った様な感じだった。
”いいのよ、少しくらい。バレやしないわ”
”そういうのが危ないんだよ、絶対にバレるって!”
彼女は苛立ちを露わにした。
”いいじゃないバレたって、アナタだってそれを望んでんでしょ?”
”本当にいいのか?バレたって俺は責任を負わないからね”
”それでいいのよ。運転手サン、そこの角を曲がって止めて頂戴!”
私達2人はタクシーを降り、怪しげなホテル街を歩いた。
ホテルの中で
井上和香は多少は上機嫌になっていた。
”こうして腕を組んで歩くのは何年ぶりかしら?何だか昔を思い出すわね”
私はちらりと彼女を眺めた。女は少し若くなった様にも見えた。
”昔は互いに若かったし、棲む世界も全く違ったし、人生とはこういうもんさ”
”私のこと、オバさんだと思ってるでしょ?寝るに値しない女だと思ってるんでしょ?”
”そんな事ないさ、今でも十分若いじゃないか。それに恋人同士のような気分さ”
彼女は自慢の胸をぐいっと私の左腕に押し付けた。私の我慢はすでに限界に来てた。
女の白いブラウスと濃紺のスカートは、私を興奮させるに十分すぎる程だった。
気がついたら、ベッドの上で私だけが裸になっていた。
彼女は服を来たまま、いきなり私のイチモツを愛撫し始めた。性的興奮が頂点に達した私は、”ワカパイ”を乱暴に弄った。しかし、彼女の乳房は思った以上に小ぶりだった。
彼女の厚めの唇を強引に奪うと、一気にコトに及んだ。しかし、感触は殆どなかった。
井上和香は、私が思ってた以上に優雅で気品があった。多少歳は食ってたが、エロさも艶やかさもソコソコ健在だった。
その時、フロントからの電話が鳴った。何と彼女の旦那が迎えに来てるらしい。
私は動揺した。”だから言っただろ!絶対にバレるって”
彼女は平然としてた。”気にしないで!お互い様よ、もう少し楽しみましょ?”
その時、夢から覚めた。
ウェイクフィールドの妻
「ウェイクフィールドの妻」(1835)というナサニエル•ホーソーンの傑作短編がある。
一人の男が、ある日ふと妻を置いて失踪し、自宅のすぐ隣の通りの部屋で20年間暮らした後、何事もなかった様にひょっこり帰ってくる、という不条理で奇怪な小説だ。
私はこの夢を見て、この物語を思い出した。男は美しい奥さんを愛していた。しかし男は奥さんを愛し過ぎるが故に、様々な妄想や幻想を抱く様になる。
”ひょっとして浮気相手がいるんでは?あれだけ綺麗な女だ、男の一人や二人いない筈がない”
最初は軽はずみでやった行動に、男はズルズルと引き込まれる。しかし妻は、旦那が死んだものと思い、美人とか全くかけ離れた、寡婦としての生活を受け入れてたのだ。
そして男は、20年ぶりにひょっこりと姿を表す。そこには大きな衝撃があると思いきや、いつもと全く変わらぬ妻がいた。
夫婦というのはそんなものかもしれない。浮気とは夫婦が互いに疑う以上に、呆気ないものなのかもしれない。
最後に〜なぜ、井上和香なのか?
でも何故、井上和香なのか?女としてのピークを過ぎつつある彼女が、なぜ夢に登場したのか?
嬉しいようで微妙で複雑な夢だった。
今年で40になる井上和香さんは、結婚してもう8年になる。
旦那は映画監督で脚本家だ。5年前には第一子が誕生し、私生活でも充実してる筈だ。
私はあるブログを思い出した。
先日、フォロワーになったばかりのブロガーの記事、”アベノインパクト”の中のポニーテールのイラストをずっと眺めていた(要Click)。
実は、その女性が井上和香にソックリだったのだ。
多分、私は井上和香ではなく、その”ポニーテールの女”を追い掛けてただけのかもしれない。
そして、井上和香さんの旦那は”ウェイクフィールド”ではないが、妻が浮気してんじゃないかっていう幻想を、一人で追い掛けてただけなのかもしれない。
そう思うと、この奇妙な夢のカラクリが見えなくもない。いや、そう思う事にしよう。
確かに、どうして夢にこの人が出て来るの?ってことありますよね。
現実だけでなく、寝ている時間も夢で愉しみたいものです。
何か得した気分になりますよね。
ウェイクフィールドの妻の浮気相手が転んだサンという事で
至福の瞬間はいきなりやってくる
欲を言えば、もう少し若ければとも思うんですが、夢に出てくれただけでも幸せ者ですね。
現実も楽しめれば理想的なんですが・・・
多分昔の世代の定義は、目鼻パッチリ欧米系でしたが、今は和み系や萌え系に移行つつあります。
井上和香さんの母は女優ですが、ブサイクな旦那さんからブスと言われた事が結婚を決めた理由だそうです(笑)。
清潔感溢れる気質の穏やかな優しい女性のような気がします。タイプと言えばそれまでですが。
一見ブスに見えそうですが、とても魅力溢れる女性でした。
でも父も母も既に他界してるんですね。美男美女の娘にしては・・・ですが、性格はホント良かったです。
でも天国の両親に喜んでもらえるような幸せな家庭を築いてほしいですね。
彼女もとても寂しかったんでしょう。それで、同じように若くしてお父さんとお兄さんを亡くした転んだサンに会いに行ったんですよ。
私は生霊というのを信じます。
そう言われると何だか照れくさいですね。
私も生霊は信じます。特に、ブログでも紹介した幽体離脱や体外離脱はね。
落ち込んでる時や追い詰められてる時は特にその傾向が強いみたいです。
夢か?生霊か?難しい所ですが。生霊がホントだとしたら、井上さんは私の事を覚えてくれてるでしょうか?