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タイタニックとノクターナルの映画ブログを読んでいただいた方、ホントに有難うです。両方共、かなり辛辣に批判した内容ですが。アマゾンレビューでは全く相手にされなかったので、とても嬉しいです。勿論、反論のコメントも大歓迎ですよ(笑)。
さてと、羽生選手、良かったね、ホント凄かった。エガッタ、エガッタ。オリンピックニ連覇ですよ、2連覇、金そして金です。それも、この採点競技で非常にシビアな種目でです。
まさに、"日本の美"が世界中を圧巻した瞬間。韓国の女性も発狂してたみたいかもです。従軍慰安婦も領土問題も吹っ飛びそうなフィーバーで、気分がスッキリしましたな。
キム・ヨナが韓国の恋人なら、羽生選手は、今や世界のアイドルですな。ユニセックス的可憐な風貌は、日本でも世界でも受けが良いのです。
全ては見た目なんですよ、見た目がね。特に、採点競技はです。
そして、何と言ってもスタイルね。あの動じないスタイル。世界の強豪を相手にしても、窮地に追い込まれても、羽生結弦のあの独特の審査員をも酔わす、ビクともしない優雅さと可憐さ。
ここら辺が、イチローや大谷と少し違う”薫り”がするんですかな。イチローの場合、どうもあの打撃スタイルが貧相に見える。結果や数字の為には、スタイルをも変える。大谷の場合、あの仕草が稚弱に思える。追い込まれると途端に動揺する。
それに対し、羽生選手のあのユニセックス的優雅さが、非常に力強く大胆に感じるんですよ。細いんだけど、図太い。相当に心臓と精神がタフにできてんですね。その点では、体操の内村航平とよく似てますね。ま、内村選手の場合は、完成された精密機械って感じですが。心とスタイルは絶対にブレないと。
そういう訳で、日本人である事を珍しく誇らしく思った瞬間です。私は、非国民ぽくて、日本人である事に、あまり誇りを感じた事がないのですが。羽生選手を見てると、”日本の美”を再認識させられますね。
もう、西郷ドンみたいに、顔がデカく肩で風を切るような、陸軍士官で日本人の鏡みたいな風貌は、もはや”永遠のタブー”かもです。でも、西武ライオンズの山川選手は大好きですよ。顔がデカくても太ってても、可愛けりゃそれでいいんですよ。全ては見た目ですな。
荒川さんが"アゴバウワー”いや、失礼、イナバウアーで金を獲った時は、ホント運が良かった。しかし、羽生は技術と見た目とスタイルが傑出してた。運がなくても強い。怪我をしても全く動じない。
この日本の男子フィギュアは、かつて不可触といわれた程、世界との差は歴然としてた。北欧の貴公子みたいなスケーターを見て、絶対に永遠に、この種目での金は無理だと確信した。
手足が長く、顔が小さく、そしてブロンドと来ればね。短足胴長でデカ顔でしかめっ面の、日本男児が勝てる筈もない。やるだけ無駄と言われた程の種目だった様な気がする。
でも、高橋大輔選手が登場した辺りから、流れはグッと日本に傾きます。世界ジュニア優勝と、アジア人初の快挙を成し遂げた瞬間から、世界の視線が注目が彼に、そして日本に集まったのです。
でも、怪我が痛かった。怪我さえなければ、バンクーバーの金は確実だった。でも、銅メダルでも、これまたアジア人初の快挙だったんです。いわゆる、男子フィギュアスケート界のパイオニアなんですな。
その怪我から完全復活し、グランプリファイナルで優勝した時は、鳥肌が立ちました。
高橋選手の、日本独自のアニメチックなアイドル的美的風貌が、世界を魅了した瞬間だったと。世界を酔わせた”黄金のステップ”と、宙を華麗に彩る4回転ジャンプとを大きな武器とし、身体が小さい事を逆に利用したんですな。全く和製"ロープアドープ"ですね。
でも、それが故に怪我には、常に悩まされたんです。神技に怪我はつきものですかね。
この絶妙で極め細かく、微妙で壊れやすい美、そして、脆そうで危うそうで壊れない美。これこそが”本当の美”なのですよ。その美の完成形が羽生結弦なのです。
彼の美しさは、壊れそうで絶対に壊れない。非常に危うく脆く見えそうで、絶対的な強さを見せつける。そういった強さを持った美なのです。
その日本人特有の脆さや弱さ、危うさの中に、絶対的な強さを求め、世界は認めたんです。まさ負の要因を強さに変えた。
バルザックに出てくるラスチニャクの様な感じですかね。線は細いが、心は図太く強靭だと。またまた、バルザックですか、いい加減ウンザリですが(笑)。
”高橋大輔選手の感想が一日で197ツィート”と少し騒がれました。ツィートで評価してくれた人、どうも有難うです。私はツィートはやってないので、高橋選手に関するコメントもお受けします。沢山のツィートのお陰で、ブログ部門で断トツのトップです(5/10)。今までは一桁がやっとなのに、イキナリの三桁(笑)。
でも理想を言えば、他のやつも読んで欲しいかな。ツィートとブログの連携はよくわからないのですが、こういった現象もブログの摩訶不思議で魅惑的な所かもです。危険な面も多々あるでしょうが、一日だけでもこういう経験は悪くはないのですが。5/12補足です。
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