神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

百草大茶会を終えて 前編

2019-03-06 | お茶会
多治見の「ギャルリ百草」での“百草大茶会”。
3月2日(土)と3日(日)、夢のような二日間を過ごしました。

ああ、本当に実現したんだな、という達成感と共に目の前にあるのは
それが現実だったのかも不確かな浮遊感。

このブログでも何度も書いてきましたが、
安藤雅信さん、うらりんさん、ゆいさんと4人で
「茶家十職」を主宰されている李曙韻さんの著書『茶味的麁相』の日本版を4年の歳月をかけて完成させ、
KADOKAWAから『中国茶のこころ 茶味的麁相』として出版されたのが昨年9月。

出版記念として、9月には「エコ茶会」でセミナーと茶席を持たせていただき、
10月には「銀座蔦屋書店」で中国茶席、
ミナ ペルホネン」プレスルームで出版記念茶会を開催しました。

東京でのイベントはそれが一つの区切りとなりましたが、
本当の意味での出版記念はまだ終わっていない、と私たちは思っていました。

李さんの存在と李さんの茶の世界をもっと日本の皆さんに知っていただきたい。
『茶味的麁相』を翻訳出版したのは、その思いがあったから。

そのためには著者である李曙韻さんをどうしても日本にお迎えしなくては。
そして、その舞台は安藤さんが多治見で主宰する「ギャルリ百草」しか考えられませんでした。

しかし、月日の経つのは早いもの。
昨年末には茶会の構想はだいたい決まっていたとは言え、
旧正月を挟んで中国側との連絡もなかなか進まず
公開募集をかけられたのは2月も半ば過ぎでした。

120名ものお客さまがいらしてくれるだろうか?との懸念もありましたが、
蓋を開けてみればそれは杞憂に終わりました。

李さんのお弟子さんも20名来日し、
茶会当日は多くの人が集い、緊張感と高揚感に溢れ、会場はいい氣で包まれました。




百草大茶会
2019年3月2日(土)・3月3日(日) 百草


・午前席 30名
10:00–13:00 茶会(三席)
13:00–14:00 昼食
14:00–15:00 李曙韻講演会

・午後席 30名
14:00–15:00 李曙韻講演会
15:00–18:00 茶会(三席)

・茶席
李曙韻監修席: 茶家十職社中
茶人席: 富田直美・浦川園実・堀口一子・横山晴美
作家席: 中尾郁夫・小澤章子・市川孝・三笘修

・料理
トラネコボンボン 中西なちお

・菓子
Organic Vegan Sweets 田中あづさ
菓子屋ここのつ 溝口実穂

・参加費
前半席(昼食付き): 18,000円
後半席(昼食無し): 15,000円

・展示
中国茶道具: 中尾郁夫・小澤章子・市川孝
三笘修・大村剛・安藤雅信
古道具: 季の雲 中村豊実


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