ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

メトロ

2006年03月25日 | シェフのコラム
パリの街を移動に便利なメトロ


私が居たときと今とは違っているかもしれませんが

10枚つつ”りで たしか45フランぐらいではなかったかと思います

初めてパリについてしばらくは

メトロにも乗れずバスにも乗れず

ただひたすら歩いたものです

メトロの乗り方やチッケ(切符)の買い方を先輩から教わり

メトロに乗るのに抵抗がなくなると

この便利なことといったらパリにいたらメトロに乗らなきゃなどと

最初にすんなり乗れなかった自分を棚に上げてよく言ったものです

メトロの入り口のアールヌーボー調の門の雰囲気が私はとても好きでした

またメトロの駅や通路によって匂いが違うのです

これは聞いた話ですが

パリのメトロは下水のさらに下にあり

たぶん下水管からもれた匂いが

んっ~~~~~~確かにあるかもと感じる駅もありました

また自動改札機を飛び越えて無賃乗車する方も何人もいるし

入ったはいいが出るのに苦労する駅もあり

そんな駅では

自動改札機を通る寸前の人の後ろに

達人的すばやさで入り込み通り抜けるのです

私も何度かありました

女性なら大歓迎なのですが決まって








あ~ダガラ~ぞの趣味ないっでいっでるでじょ~!

またよく駅構内で

段ボール箱の上にピスタチオやカボチャの種を煎ったものを

小さな袋に詰めて売っている人も見かけたし

楽器を持ってメトロからメトロに乗り移り

車内で演奏して小銭を稼ぐ者

”私は失業中です”と書いた紙切れを持って小銭を集める者

ワインの瓶を抱えた酔っ払い

乗り換え場でお金をせびるひげの生えた魔法使いのような

面持ちのおばあさんがいたり

なんともいろいろな人を見ることが出来ます

そんなパリの地下鉄は入ったら出るまでは

何回でも乗り換え自由なかなか便利だと思いませんか!


ノルマンディーのサクラ

2006年03月25日 | フランスこぼれ話
フランスはノルマンディー地方 カン市から10km離れた

べヌヴィルという小さな村にある

ミシュランガイド 一つ星のレストラン

「マノワー ダスティン」

毎日がドラマチックに日々が流れていたように思います

休みになるとカンの街までバスにのり街中を

何の目的もなくブラブラとよく歩き回ったものです

いつもバスを降りる場所は

カンにあるシャトーの横にあるバス停でそこから街中に歩いて向かうのですが

その角地に

[cuisine japone SAKURA] 日本料理 サクラ 

と言うお店があったのを 先日 Olivierサンとの会話で思い出しました

当時 働いていた時のレストランの賄いの時の会話で

街に日本料理屋がオープンするとかしてるとかと言う話題が

何度となく話していたのを覚えておりますが

まだフランス語のノルマンディー弁に耳が慣れず

「そんなふうな」というのが正しいでしょう

休みになってバスに乗りシャトーの脇のバス停で下りてから

街中にむかう道すがら

そのサクラの前を通るたびに

どんな人がお店をしているのか

和食なつかしいなー

フランス人は生魚食べないから刺身は?

味噌汁の味や説明はどうしているのだろう?とか

いろいろと気になっていたものです

そんな事を思い出す季節になりました

サクラ サクラ 咲いたか サクラ

ノルマンディーのサクラ