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ホルストの惑星

2013年06月06日 | 音楽活動

グスターヴ・ホルスト作曲、組曲【惑星】を聞いています。

≪火星≫≪金星≫≪水星≫≪木星≫≪土星≫≪天王星≫≪海王星≫の7曲からなります。

第一次世界大戦まっただ中の19世紀に作曲されたのですが、当時、まだ冥王星は発見されていませんでした。

20世紀、冥王星が惑星の一部だった時代がありました。

そして、21世紀の現在--。

冥王星が惑星から外されるという、驚きの事態が起こりました。

わたしが小学生の頃、

「すいきんちかもくどってんかいめい」

と覚えた太陽系の惑星たち。

惑星の定義づけがされるようになってから、冥王星は軌道が太陽系と明らかに違い、質量も少ないなどの理由から、太陽系第9惑星ではなくなりました。

まさか、遥か彼方の冷たい星、冥王星がスターの座から降ろされることになるなんて!

当時は信じられませんでした。

冥王星を除いた、新しい太陽系惑星が誕生しました。

それはまさに、ホルストが作曲したままの【惑星】です。

不思議な運命を持った曲であると感じます。

この曲には、それぞれの星に、ギリシャ神話の神々をモチーフにした副題が付けられています。

とても有名ですが、一応書いてみたいと思います。

 ≪火星≫・・・戦いをもたらす者

 ≪金星≫・・・平和をもたらす者

 ≪水星≫・・・翼のある使者

 ≪木星≫・・・喜びをもたらす者

 ≪土星≫・・・老いをもたらす者

 ≪天王星≫・・・魔術を使う者

 ≪海王星≫・・・神秘なる者

第1曲≪火星≫は、恐ろしい何かが迫って来るようで、胸がドキドキします

でも、怖いもの見たさ(聞きたさ)で、わたしは結構好きです。

≪木星≫は、日本でとても人気があり、POPSで歌詞をつけて歌われています。

もし、ホルストが生きている時に冥王星が発見されていたら、どんな曲になったのでしょうか?

地球も聞いてみたかったです。


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