グスターヴ・ホルスト作曲、組曲【惑星】を聞いています。
≪火星≫≪金星≫≪水星≫≪木星≫≪土星≫≪天王星≫≪海王星≫の7曲からなります。
第一次世界大戦まっただ中の19世紀に作曲されたのですが、当時、まだ冥王星は発見されていませんでした。
20世紀、冥王星が惑星の一部だった時代がありました。
そして、21世紀の現在--。
冥王星が惑星から外されるという、驚きの事態が起こりました。
わたしが小学生の頃、
「すいきんちかもくどってんかいめい」
と覚えた太陽系の惑星たち。
惑星の定義づけがされるようになってから、冥王星は軌道が太陽系と明らかに違い、質量も少ないなどの理由から、太陽系第9惑星ではなくなりました。
まさか、遥か彼方の冷たい星、冥王星がスターの座から降ろされることになるなんて!
当時は信じられませんでした。
冥王星を除いた、新しい太陽系惑星が誕生しました。
それはまさに、ホルストが作曲したままの【惑星】です。
不思議な運命を持った曲であると感じます。
この曲には、それぞれの星に、ギリシャ神話の神々をモチーフにした副題が付けられています。
とても有名ですが、一応書いてみたいと思います。
≪火星≫・・・戦いをもたらす者
≪金星≫・・・平和をもたらす者
≪水星≫・・・翼のある使者
≪木星≫・・・喜びをもたらす者
≪土星≫・・・老いをもたらす者
≪天王星≫・・・魔術を使う者
≪海王星≫・・・神秘なる者
第1曲≪火星≫は、恐ろしい何かが迫って来るようで、胸がドキドキします
でも、怖いもの見たさ(聞きたさ)で、わたしは結構好きです。
≪木星≫は、日本でとても人気があり、POPSで歌詞をつけて歌われています。
もし、ホルストが生きている時に冥王星が発見されていたら、どんな曲になったのでしょうか?
地球も聞いてみたかったです。
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