映画「マン・オブ・スティール」を見に行きました。
世界一有名なヒーロー、ご存じスーパーマンです!
彼がスーパーマンと呼ばれるようになるまでの誕生秘話、“エピソード0”的な内容の映画です。
直訳すると「鋼の男」だけど、日本語と英語では、ずいぶんニュアンスが違いますね
そうそう、わたしの周りで、「マンオブシティー」と聞き間違える人がいました。
違うからね。
「街の男」って、それじゃ普通の人になっちゃうからね(笑)
◆◇◆ ネタバレあるよー ◆◇◆
(1)あらすじ
クリンプトン星滅亡の危機において、カル・エルと名付けられた赤子(のちのスーパーマン)は、遠い地球へと送られます。
地球に降り立った赤子は、クラークと名付けられ、心優しい両親の元ですくすくと成長します。
クラーク少年は、普通の人間と違い、感覚があまりにも鋭敏過ぎました。
気の弱いいじめられっ子で、いつも物陰で膝を抱えて震えているような子供です。
しかし、父親(演者はケビン・コスナー。年を重ねてますます深みが増してます。)から自分が宇宙からやってきたことを知らされ、やがて正義の心に目覚め、人々を助けるようになります。
大人になったクラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル。誰ですか?! このやたらセクシーな俳優は!)は、ある時は使えない新人漁師として、またある時はレストランのウェイターとして働き、髭ぼうぼうで瞳の暗い青年になっていました。
(アレッ?!だてメガネの新聞記者ではなかった?と思う方、秘密は最後に明かされます。それにしても、髭がある方がカッコイイ気がする)
街で男にからまれている女性を助けたかと思えば、瞬間移動するかのようにサッと空を飛び、炎上する石油プラットフォームを担ぎ上げてヘリコプターの脱出を助ける。
遥か遠くの助けを呼ぶ声を聞き、颯爽と駆けつけ、助け、去ってゆく。
その力ゆえに人々に恐れられ、正体を隠して、仕事を転々としながらさすらっているのです。
やがて、氷河の中で発見された2万年前の宇宙船で、クリンプトン星の本当の父親の思念に出会い、青い全身タイツに赤マントという斬新なスーツを貰い受けます。
そして、大地を蹴り、成層圏にまで達するほど空を駆け、自分の力の最高点を知るのでした。
やがて、クラーク・ケントはスーパーマンと呼ばれ、人類と信頼関係を結ぶようになります。
宇宙からやってきた同胞と対決する日が迫っています・・・・・・。
(2)壊滅する街
ラスボス、クリンプトン星の生き残りゾッドとの対決は、この映画一番の破壊シーンでもあります。
車やトラック、巨大ビル群、そして人工衛星までも(地球人の英知が結集された物なのに!)粉々に破壊しまくります。
2人の全身タイツ男の大ゲンカに、街が壊滅状態。
もうやめて~~っ。
叫びたくなります
(3)クリンプトン星の人口抑制
カル・エルは、クリンプトン星初の自然出産で生まれた子供です。
この星では、人口抑制のため、それぞれの階級ごと(たとえば官僚、労働者、兵士など)のDNAが組み込まれた子供が作られ、彼らの人生には「選択」や「チャンス」というものが欠落していました。
ですから、カル・エルはこの星にとっても「希望」の人なのです。
何を思い、感じ、どう行動するか、彼は自分の意志で決めることができる。
それが出来ないゾッドは、敵役とはいえ、一番不幸な人であったかもしれません。
(コンピュータで制御・洗脳された人間たちが描かれた、1980年のアニメ映画「地球へ...」の世界観が思い出されました。)
・・・
・・・・・・
でもあれですね、わたしたちも、自分の意志で決めているようで、洗脳されていることが少なくないかもしれないですね。
食べている物も、着ている服も、仕事も、生き方そのものも。
時代の先駆者として突き抜けた才能を持っている人にも、それに共感し、続いてくれる人たちがいなければ、世には出てこられない。
誰しも、時代に流されている部分はあるということでしょうか。
あっ!
真面目な話になっちゃったけど、この映画は、なーんも考えずに見て楽しめるものなので、ご安心くださ~い
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