僕は名もない凡人でいたい

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月に1回、珍妙な出来事

2013年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

今日は朝から失敗続き

10時半に目覚めて、8時に飲むはずのプログラフが遅れた上に、自分で時間指定していた宅配便も受け取り損ねて、午後に受け取り変更。

(スマヌ、郵便局員さん)

結果、1日潰れちゃった。

水彩色鉛筆のカラーチャートを作って遊んで過ごしました

Img_0125

左:FABER-CASTELL

右:STAEDTLER

同じ24色でも、メーカーによって入っている色や、描いた時の質感が違います。

STAEDTLERは会社の社長のお母様からいただきました

◆◇◆◇

宅配便が到着。

父から果物が届きました。

Img_0126

美しい~

自然のものって本当に素晴らしいですね。

父は、実家で唯一、わたしを気にかけて電話をくれる人です。

そして、わたしが今まで出会った人の中で、もっとも‘変わり者’の人物でもあります。

(なんと身近にいた!

「振り込め詐欺」にあってもまったく心配ないと思えるほどケチで有名な父が、娘のために果物を送ってくる?!

このびっくり仰天な現実が、わたしが退院してから、1か月に1回起こるんです。

入院中は、「俺には何もでぎねぇ(秋田訛り)」を口癖に、バナナの1本も持ってきてくれず、ただ自慢話だけして帰るような人でしたが・・・・・・。

退院間近、こんなことがありました。

母とわたしの関係が壊れてから、むしろ自由になった父が、いつものように1人でひょっこり見舞いにやってきました。

わたしの丸顔を見ただけで「おう、元気そうじゃねぇか」と言います。

 ・・・・・・元気じゃない。

 ・・・・・・ご飯が食べられない。

 ・・・・・・どんどん体重が減っていく。

 ・・・・・・痛い。痒い。吐く。歩けない。気持ち悪い。

 ・・・・・・どんな治療をしてきたか知らないくせに。

 ・・・・・・一度でも、一緒に先生の話を聞いてくれたことがあったか。

 ・・・・・・どんなにわたしが怖かったかわかるか。

そんな気持ちをぶつけても‘のれんに腕押し’で、「元気そうだ」の一点張り。

その日は、リハビリがてら、父と夫と3人で病室から30mくらい先のデイルームへ行くことにしました。

ベッドから起きて立ち上がったわたしの姿を見た父が、息を飲むのがわかりました。

ガリガリに痩せて骨と皮だけのようになった娘の姿を、父は初めて見たのです。

(丸い顔に騙されてたんですねぇ

夫に支えられながら、ゆっくりとデイルームまで歩きたどり着くも、すぐに吐き気がして5分と座っていることができませんでした。

なりふり構っていられず、

「もうベッドに(帰る)」

と言って立ち上がった時、

「限界だね」

夫はすぐに父との会話を中断して、わたしの手を引いてくれました。

父は

「えっ、そんなに悪いのか・・・・・・」

と、立ち尽くしていました。

◆◇◆◇

「俺には何も出来ない」が口癖だった父。

わたしは、「何も出来ない」のではなく、「何もしない」人なのだとずっと思っていました。

あれから退院し、1か月に1回果物が送られてきます。

いままでの父からは想像もできなかった行動に、正直、感謝よりなにより驚きが先行します

しかし、田舎の人だからか果物の選び方が、good job

今まで食べたことのないような、最高に美味しいものが届いています


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
欄さん (lib)
2013-08-27 23:59:41
欄さん
病気になって気づきました。
果物は最高の食べ物だってことに[E:shine]
返信する
良かったですね~ ()
2013-08-27 17:34:35
良かったですね~
返信する

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