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ヴァイオリンを弾く理由

2016年03月25日 | 音楽活動
今わたしは、週5日1日1~2時間位、ピアノとヴァイオリンの練習をしますが、この時間の確保は、他の何かの犠牲の上に成り立っているわけで、当然努力して作っています。

今更ながら、大人になってから「音楽」を学びなおすのは、本当に大変なことだと痛感しています。
暗譜も譜読みも、楽器演奏の技術も、音楽理論の理解も、スポンジのようにぐんぐん吸収していった若い頃のように、すんなりとはいきません。

こうまでして、音楽を続ける意味とは何なのか?
わたしは本当にヴァイオリンが好きなのか?
正直よくわかりません。

「昔はヴァイオリンをやめたいと思ったこともあったでしょう?」
ある人に聞かれたことががありました。

「今もそう思っています」
とは、答えられませんでした。

本当しんどいんだけど……もうやめたいんだけど……

次から次へと、過去の大作曲家たちから難問を投げかけられて、

「指使いを変えたら弾けるんじゃないか」
「ボーイングを工夫すれば」
「あと10回弾いたら」
「あと1時間弾いたら」……

で結局、今日も楽譜の前に立つのであります。

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