Still Standing In The Blog

※余談ルーム※



さてさて2006年は大変お世話になりました。新しいイベント、下北 沢WedgeでのBound for Everywhere、Japanese Synchro Systemのリリース、その他色々なものを発信してきましたが皆さんに届 いたでしょうか?自分が今考えていること、伝えたいこと、思い、、、 それらの一部でも伝わったでしょうか?
世の中には音楽に限らず本当に沢山の情報が溢れています。そして今やインターネットの時代。どこにいてもいつでも欲しい情報が手に入る世 の中。一人の人間の許容範囲を超えすぎるぐらいのものを手に入れることができます。そんな世の中で自分のちっぽけな思いが、音楽というフィルターを通 ってどれぐらいの人たちに届いたでしょうか? 2006年は自分にしかできないことを模索する年でした。JSS 制作時にボス君とのちょっとした会話の中で彼が言った印象的な言葉に 「ノーギミック、ストレートにいこう」ってのがありました。音楽に限 らず常に新しいものに注目が集まります。特に音楽ライターを始め色ん な人たちがその新しい動きというものに敏感に反応して我々に伝えてくれます。しかし一歩間違えるとその革新性や新しさだけに注目してしま い、その本質というものを伝えきれずに、常に新しいものばかりに目がいっていることがあります。DJやミュージシャンだってその可能性は十分にあります。確かに誰もやっていない新しいこと、また革新的 なものっていうのは全てのことに必要だと思います。しかしお金と一緒で、必要だけど重要ではないと思います。それをふまえた上での情報の発信が今は必要なのではなかろうか。新しい情報もすぐに古くなるし、今が旬と呼ばれている人たちだってすぐに旬ではなくなる。業界さん、我々はあなた達の道具ではないんですよ。しっかり伝えて欲しい。重要なのは本当に良い音楽かどうか。10年後も20年後も皆を感動させる音楽かどうか。だからこそJSSではギミック無しに、下北での B4Eでもストレートに。だからこそ皆音楽を好きでいて欲しい。年を取っていけばいくほど、音楽に限らず色んなことに対して気持ちが離れていく、そうあの若い頃の色んなことを吸収しようという気力がなくなっていく。スポンジのようだった脳も交通 渋滞を起こし始め、そして仕事や家庭に追われていつのまにか楽しみがなくなってしまう。年をとればそれなりに趣味は変わっていくのは当然のことだ。上手に趣味を変化させていける人たちは幸せだ。それが家庭や子供に対してであればそれもまた素晴らしいことだと思う。でもね、音楽だってそう捨てたものじゃないよ。若い頃のように激しい音楽を聞けなくなるのは当然のことだ。でも必ず今の自分の年や精神状態にピッタリな音楽は存在する。音楽に限ったことではない。着る服や食べる食事だってそうでしょ。年を取れば取るほど人は死について考えだす。かつては生きる為に生まれてきたと思っていたのに、いつのまにか死を意識し始め、その「死」に向かって生きているような錯覚に陥ってしまっている。でもね、自分の人生そう捨てたもんじゃないよ。あなたはきっとオレにはできない・持ってないなにかがあるはず。でもオレにしかないものはオレが発信するから。だからこそこれからも音楽を好きでいて欲しい。オレじゃなくても素晴らしいものがきっとどこかにあるはずだから。 毎月毎月色んな、またたわいもないことを書いているけど、この文章の中にも多少のメッセージというものを含ませている。たまには暴言を吐 くこともあるだろう。それを後で反省することもしばしば。でも今伝えたいことは今伝えないとね。だからこそ今回は年始にもかかわらずこんなことを書いている。

Calm博士の一説があまりにも良かったんで
ストレートに ここで 逝っておきました
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