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奨学金の本当の問題

2018年02月28日 | 読書は心のお風呂


『高校生ワーキングプア』
第2章「奨学金という借金を背負って進学する高校生たち」


奨学金説明会をすると生徒の6割が奨学金を申し込む。


奨学金の返済が滞るとどうなるか?

1か月を過ぎると本人や保証人へ電話による催促
3か月後に個人信用情報機関に登録・・・ブラックリスト化
9が月後に裁判所から督促通知が送られてくる
返済できなければ、給料の差し押さえ




「借金までして、大学へ行く必要があるのか?」
という意見。

高卒で働きたくても、
安定した収入が得られる仕事がない。
働くまでの居場所を求めるために、進学し、そのために借金をせざるを得ない。


結果的に高卒で就職する人は、2割以下。



日本学生支援機構の奨学金の貸与型奨学金。

無利子の第一種奨学金は、自宅外から私立大学に通う場合は、月額64,000円。
有利子の第二種奨学金は、月額3万、5万、8万、10万、12万円から選択。



奨学金は入学後の支給となる。
つまり、入学前に必要な入学金と前期の授業料に間に合わない。
その時は、国の教育ローンを借りることになる。

国の教育ローンの借り主は、親。
奨学金の借り主は、子。




奨学金の本当の問題はなにか?






親が目の前の生活に追われ、
仕事が忙しく、
子供と十分なコミュニケーションが取れていないこと。





子供は、
親の経済的な厳しさを知っているため、
親に気を使って相談せずにいる。


そして、自ら奨学金申請の手続きを進める。





こんな状況を
保険屋としてファイナンシャルプランナーとしてどうすべきか?





ちょっと荒っぽいことを言うが、
子供が生まれてからでは、
学費の準備は間に合わない。

結婚と同時に子供の学費を貯め始める、
いや、
初任給から、貯め始める必要がある。


これを銀行のような預貯金で貯めるか
学資保険で貯めるか
外貨で貯めるか
投信・株でためるか
不動産で増やすか


手段はいろいろあるが、
まずは、一刻も早く将来に向けて貯めていくことが大切。


大学受験に差し掛かっている子の親御さんは、
自分の子には間に合わない可能性が高い。



が、ここで諦めるのでなく、
将来の孫のために、
いまから準備を始める必要がある。



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