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「わたしが決める乳ガン治療」

2011年05月08日 | FP的日常
がんの勉強をしていくと必ず出会う慶應義塾大学の近藤誠先生。

近藤誠先生の著「わたしが決める乳ガン治療」


乳ガンの治療法は色々ある。
・ハルステッド手術(全摘)
・胸筋保存乳切
・乳房温存療法
・放射線治療
・抗がん剤治療
・ホルモン療法

最近では、乳房温存療法もメジャーになってきてきましたが、
温存療法にもくりぬき法と四分の一切除法があります。

くりぬき法はとても切除範囲が小さく治療後の見た目もいい。


驚くデータが、温存療法も切除法も生存率がかわらないこと。
また全切除しても再発はありえる。

どの治療になるかは医師しだいであることが多い。


本著では、患者の体験記が多く取り上げられていて、
がんと診断され、「すぐ入院手続きを」と言われた時の対応や、
説明不足、説明が理解できなかった時の対応
も書かれています。



乳ガンは術後も医師と長い付き合いになります。
10年は検診で顔を合わせるので、医師に会うことがストレスになってはたまりません。
腕のいい医師も大切ですが、
信頼関係の持てる医師に出会う方がもっと大切だと考えます。



医師と患者の共著は少なく、後遺症の説明があり、治療後の写真もあり、とても読みやすく、参考になる一冊です。

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