先月辺りから石垣島ではカツオノエボシ(カツオノエボシ科)とカツオノカンムリ(ギンカクラゲ科)を見るようになりました。 そう、嬉しくないけどこれも春の訪れの一つなんですね。 カツオノエボシというと別名「電気クラゲ!」 その触手に触れると電気で痺れた位痛いって事なんですが、実際は電気で痺れるより痛いです! 子供の頃、母方の田舎・徳島の海で泳いでた時、従兄弟のお兄ちゃんがこのクラゲにやられ、見てみると皮膚がパックリ割れていました。 幼い頃のオイラは恐ろしさのあまりビビリまくり、未だトラウマとなって記憶に残ってます。 その後親戚同士が集まると必ずこの話題になり「まだある?」と聞くと、お互いおっさんになった今ですが痛そうな顔で「あるよ~」と苦笑します。 そう、この傷跡は一生消えないんでしょう。
今度はカツオノカンムリ。 クラゲには珍しくありませんが、これで一匹じゃなくて集合体です。 皆で作ったヨットのような帆付きの船の下にくっ付いて、餌係と子作り係に分かれてるそうです。 もちろん毒は強く、オイラは刺された事が無いけど、やられた友達はかなり痛いと言ってました。 この二つは普通のクラゲみたいに自分で動いて泳ぐんじゃなくて完全に風任せ。 気ままな生き方はキライじゃないけど、気まま過ぎて直ぐに砂浜に打ち上げられちゃいます(笑)。
クラゲ全般に言える事ですが、打ち上げられて死んでるからって毒が消えた訳じゃないので気をつけてくださいね。 乾燥してても水分を吸収するとまた刺胞毒を放つ事もあるので要注意! 普通に刺された場合、酷い時は呼吸困難になって下手したら死ぬ時だってあるそうですよ。 ただこのクラゲ達を食べる貝がいるんだから驚き。 その名はルリガイ。 名前どおりキレイな瑠璃色の殻を持つ貝で、泡見たいのを出して海面にプカプカ浮いてるんですが、浮きながらこのクラゲ達を襲って食べちゃいます。 クラゲ達が大量に打ち上げられてる時は一緒に打ち上げられてる可能性もあるので興味があったら探してみてください。 オイラもたま~に見ますが、一度で良いから浮いてる所を見てみたい。 だけどその側にはクラゲ達が?!
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