【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

想い出の陰干し

2015-02-26 19:37:07 | リラのお気楽ユメ日記











『遥か彼方』 という言葉は
今なおナンにとって魔法の言葉であった・・・・・
風吹く丘を越えて
かすかに聞こえて来る音楽のように。                   
                  【「炉辺荘のアン」 第37章】







   今日は朝から雨となりました。
  日射しがない分、ヒンヤリ感はありますが、
  さほど冷たい雨ではありません。

   気が付けば2月も残り僅か。
  これからは一雨ごとに暖かくなって行くのでしょうね。












   さて、最近の私は
  と言えば・・。

   「捨てる物」 として
  仕分けしていた中から
  引っ張り出しては
  せっせと “待った!”
  をかけている有様です。

   昨日、蘇った宝石箱、
  今度はカード等を
  入れてみました。

   ~なんて。こんな風に
  復活させれば、益々、
  物は増えてしまいますね。

   これでも衣類は、
  わりとあっさり
  捨てられるのですが・・。

   ところが元々好きな
  雑貨となりますと、
  少々、勝手が違います。

   ましてや友人などの
  プレゼントとなりますと。

   そんな折、何気に古い雑誌を見ていますと・・。
  ランプのシェードにレースが掛けてあるではありませんか。
  しかも、レース編みとは全く関係のない雑誌に。

   手持ちのドイリーを無造作にランプに掛ける事は、
  私もしていましたが、シェード全体を覆うように
  掛ける事はしていません。あくまでも飾りとしてだけ。

   そこではたと思い出したのが、写真のランプです。
  このランプ、チューリップ柄が気に入らなくて、
  これまで日の目を見た事はありません。
  完全に 遥か忘却の彼方 にあった代物。

   シェードが金属なら塗り潰して絵を描く事も出来ますが、
  硝子ではどう仕様もありません。
  しかしながら光明を見た思いです。

   幸いレースなら手持ちの物がありますし、
  同じくもう一つ気に入らない真鍮部分も
  色を塗り、薔薇でも描きましょう。
  さて、さて・・。どんな風になるか楽しみです。






 






   最後に。話はガラッと変わります。
  『アンの世界』 の 『遥か彼方』 が魔法の言葉なら、
  日本にも 『大和言葉』 なる、魔法の言葉がありますね。

   例えば、「感動する」 は大和言葉なら 「胸に迫る」。
  「想像する」 は 「思いを馳(は)せる」。

   こんな素敵な言葉を眠らせて置かないで、
  日々、(朝な夕な)使いたいものですね。  

春を待つ深窓の令人

2015-02-14 19:01:08 | リラのお気楽ユメ日記













庭は・・(中略)
見たところ死と悲しみのような
葉のない木が立っていた。
けれどもそれはただ見たところだけだった。
命の血は木々の心の中にある。
やがて、青い葉とピンクの花の
花嫁姿で自分達を装うだろう。
そして一番沢山に吹き溜りが
重なっている所に横たわっている小金は、
やがて朝のラッパを吹くだろう。                   
               【「エミリーの求めるもの」 第16章】
 









【午前6時50分の空】







   こんなダイナミックな空で明けた今朝。
  屋根には薄っすらと雪も。
  それにしても今朝の冷えたこと!

   軒下に置いていた如露の水に
  氷が張っていたのも今年初めてです。

   日中は青い空に大きな白い雲がポカン、ポカン。
  そんな雲が風に乗って流れて行き、
  千切れたり、くっついたり、形を自在に変えながら。

   まだまだ外は寒いけれど、日溜りから眺める空は、
  春が近付いている予感。何だか嬉しくなりますね。






   さて、冒頭の写真。
  昨日、出先で思わず
  買ってしまった “春”。

   嬉しい事に既に満開
  だからでしょうか・・。
  思い切り値下げ価格。

   おまけに青とピンクは
  庭に存在していますが、
  白はありません。

   即買いとなった事は、
  言うまでもありません。

   帰りの狭い車内では、
  このヒヤシンスの花の
  香りで咽(むせ)返る程。

   「いたづらに
     葉を結びあり
      ヒヤシンス」

         ~高浜 虚子

   ヒヤシンスは美しい花だけでなく、肉厚で長く、
  ツヤツヤとした緑色の葉も人気のようです。

   その長い葉が重なり合って結ばれているように見える・・。
  この句は、そんなヒヤシンスの特徴をよく捉えていますね。

   ヒヤシンスは、その高貴な姿から
  深窓の令嬢や令人に思えて仕方ない私ですが、
  ひょんな事から、セントポーリアの花言葉が
  「深窓の美人」 と知りました。

   確かにセントポーリアは、その環境から。
  ヒヤシンスは見かけから・・と言ったところでしょうか・・。

   尤も、白色のヒヤシンスの花言葉は、
  「心静かな愛」 ですけれど。

   そうそう、これも一足早く咲いた、
  (昨日の)菫のバッグ、窓辺に吊り下げました。
  いずれにしても芳香溢れる春が待ち遠しい気がします。

綺羅の煌き

2015-01-26 19:08:18 | リラのお気楽ユメ日記




 






「あたしも憂鬱で失意のさなかにあるのよ」
と、ステラは寝椅子に身を投げ出した。
「何もかもする張合いがなくなったの・・」
(中略)
「ステラ、そういう気分になるのは
頭の疲れとお天気のせいなのよ・・・」
                  【「アンの愛情」 第35章】







   一旦は日の出を見た今朝。
  時間の経過と共に重い空になりました。

   それにしても一体、いつ頃から降り出したのでしょう。
  午後も1時を回っていたでしょうか・・。

   何気に空を見上げると雨が降っているではありませんか。
  夏の雨とは違って、静かで慎ましやかな雨です。













   雨はひっそりと
  慎ましやかですが、
  薄暗い室内。

   昨日のような
  良いお天気の日とは
  やはり気分が違います。

   こんな日は大好きな
  キラキラ☆ に囲まれる
  のも一つの手ですね。

   一番手近にあった物を
  並べただけですが、
  パッと心の中まで
  煌(きらめ)きます。

   そうそう、
  一つ良い事も。

   小さなポーチは、
  旅行などに行く時、
  アクセサリー入れ
  にもするのですが、
  その中から、
  いくら探しても見つからなかった、
  お気に入りの赤いビーズのネックレスが出て来ました。

   もう諦めていましたから嬉しくて。
  持っているだけで安心してしまいっ放しでしたから。
  たまにはこんな風にお披露目も必要ですね。 

春を待つパートナー

2015-01-21 19:18:38 | リラのお気楽ユメ日記













「確かにどっさり付けていたわ。
ダイヤモンドやら、白繻子しろじゅすやら、しゃ
れーすやら、薔薇やオレンジの花やらで、
澄まし返った小さなジェーンが、
埋まっちまいそうだったわ」
(中略)
「・・・髪にはスターフラワーを挿そうと思うの。
今、『お化けの森』に一杯咲いているのよ」                 
                   【「アンの愛情 第41章」】










【午前7時10分の空】







   
   冬らしい趣きのある空で明けた今朝は、
  殊の外、冷えました。

   それもその筈、昨日、二十四節気の一つ、
   「大寒」 を迎えた今頃は、
  一年中で一番寒い季節ですものね。

   それでも凍結・・庭に置いている如露の水に
  薄い氷さえ、張るという事もありません。何だか意外。
  ただ日中は、寒さも緩んで来たようです。











   さて、世は、
  冬枯れの季節。

   しかしながら、
  一たび目を転じると、
  そんな寒さをものとも
  せず、ピンクを初め、
  オレンジ、赤の花が
  咲き乱れています。
  ~なんて。

   実はこれまで
  作り溜めていた
  コサージュを
  ケーキドームの中に。

   お陰で、一気に
  春が来た気分。
  華やぎますね。

   最近は全く作らなく
  なったケーキですので、
  ケーキドームは、
  いつの間にか無用の
  長物と化してしまった
  という訳です。

   尤も私の事ですから、これまでは 【ポプリ入れ】 に。
  それはそれで気に入っていましたが、蓋を開けると、
  どうしても花びらがこぼれてしまいます。

   でも、コサージュなら大丈夫ですね。
  行きつけのお店のレイアウトを真似た訳ですが、
  何より綺麗ですし、手早く取り出せます。

   今、インフルエンザが流行っていますので、
  極力、人混みなど外出を控えています。

   胸元にバッグに・・コサージュを付けて、
  颯爽(さっそう)と出掛ける事の出来る春を待ち望んでいます。   

一品の優しい余韻

2014-12-28 17:23:53 | リラのお気楽ユメ日記













ついにその日は
自分が年老いて来た事を悟り始めた。
するとその美しさにある憂愁の色が加わり、
その美しさを霞ませはしたが、
却って強める事になった。
鋭い角度、ぴかぴか光る点などが
優しい曲線となり、魅惑的な微光となった。
白い港は柔らかな灰色とピンクの衣裳をまとい、
遥か彼方かなたの丘は紫水晶となった。
「古い年が美しく去って行くわ」
と、アンが言った。                   
                  【「アンの夢の家」 第16章】








   雲一つない空で明けた今朝。
  こんな朝は殊の外(ことのほか)、冷えますね。
  今朝も昨日同様、この冬2番目くらいの寒さになっています。

   ただ、時間の経過と共に太陽はその光を出し惜しみ。
  夕方には、ポツポツと雨も降って来ました。
  













   「前に頂いた、ちりめん山椒、美味しかったわ」
  電話で、そんな風に従姉に話したのは、つい何日か前。

   その 「ちりめん山椒」 が、朝一番の宅急便で届きました。
  何だか催促したようになってしまって、
  申し訳ない気持ちで一杯です。

   それは、「神宗(かんそう)」 のもの。
  1781年、(天明元年)創業と言いますから、
  かれこれ230年余りの老舗。
  包装紙にも伝統が感じられます。

   デパートでは高島屋で売っているそうですが、
  自然素材にこだわっていて、なくなればそれでお終いとか。
  当然、行列の出来るお店です。







 







   さて、今年も残す所、3日となりました。
  今日でブログ納めとさせて頂きます。

   最近は、ともすれば滞りがちなブログですが、
  ここまで続けて来られたのは、
  ひとえに皆様のお陰と感謝しています。

   相も変わらず、日常の徒然をつらつらと書き連ねる
  だけですが、どうぞ、来年もよろしくお願い致します。
  それでは良いお年を。ごきげんよう!!

風を知る小さな花 ~ その2

2014-09-15 20:01:38 | リラのお気楽ユメ日記

【ペンタス】


【トウガラシ】


【ローズマリー】








「今朝はこんなに日が照っていて
本当に嬉しいわ。
でも雨降りの朝も大好きなの。
朝はどんな朝でも良かないこと?
その日にどんなことが
起こるか分からないものね。
想像の余地 があるからいいわ。
でも、今日雨降りでなくて嬉しいわ。
お天気のいい方が辛いにしても
我慢がしやすいし、
元気にしていられますもの」
                  【「赤毛のアン」 第3章】










【午前 6時前の空】


【1時間後の空】







   この季節特有の趣きのある空で、今日も明けました。
  一日たりとも同じ空ではない・・改めて納得しています。

   起き抜けに見た空は、刷毛(はけ)でス~ッと
  描いたような空。しかしながら1時間後には鯖雲と・・。

   こうして空を見ているだけで、1日が過ぎてしまいそうです。
  昨日程ではありませんが、概ね晴れの天気になりました。

   そんな今日。日中から虫の声が賑やかです。
  虫の種類も一気に増えたのでしょう、
  様々な美しい声を聞かせてくれます。

   『風の音、虫の音につけて、人々は 「もののあはれ」
  を深く知るようになった
山本健吉著 「日本大歳時記」』

   そう、「もののあはれ」 。それは虫も然ることながら、
  風の音や木の葉のそよぐ音、はたまた、川のせせらぎ等も。

   西洋人や中国人には雑音としか聞こえないこれらの音が、
  私達日本人は、これらを自然の声として聞き、
  同時に癒されているのですものね。








【風の贈り物】




   前置きが
  長くなりました。

   さて、「風を知る
  小さな花」、第2弾。

   今日も小さな花が
  勢揃いです。

   尤も苺の花は、
  2度目の登場ですが。

   今、何を思ったのか?
  次から次へと咲いて
  います。

   ローズマリーも
  秋に咲いたのは初めて。

   名前も知らない
  ピンクの花は風の贈り物。

   オキザリス・・? 
  とも思いましたが、
  葉っぱが違います。
  でも、これも春の花ですよね。

   庭の片隅の、ちょっとした異変。
  これまで一度咲きだったものが二度咲きなんて、
  これも温暖化の影響なのでしょうか・・。
  小さな花は、果たして何を思うのでしょう。

削ぎ落としの美学

2014-08-03 18:56:56 | リラのお気楽ユメ日記














いやしげなる物、
居たる辺りに調度の多き。
すずりに筆の多き。
持仏像に仏の多き。
前栽に石・草木の多き。
家の内に子孫の多き。
人に会ひてことばの多き。・・・          
                【吉田兼好著 「徒然草」 第72段】








   昨日もそうですが、
  今日もまるで梅雨に逆戻りしたような天気になっています。

   起床時から雨こそ降らないものの、重い空。
  気温も30度には達していませんが、
  何分にも湿度が高く、蒸し風呂状態。

   我慢した空が続いていましたが、
  午後3時頃からポツポツと雨が降り出しました。

   その雨はすぐに上がりましたが、
  先程から再び降り出しました。今度は本格的のようです。










【今日の蕾の薔薇】



   
   そう言えば・・。
  つい今しがたから
  蝉が鳴き始めました。

   この蝉の声こそ、
  今が梅雨でないことを
  教えてくれています。

   そうそう昨日は、
  かろうじて色が分かる
  程度だった蕾の薔薇。

   今日は、ここまで
  綻(ほころ)びました。

   今頃の季節にしては
  虫も付かず、ほっと
  胸を撫で下ろしたものです。

   さて話は、
  ガラッと変わって。

   今、巷でブームの
  「断舎離」。

   どうやら私にとっては
  永遠のテーマとなりそうです。

   一応、心掛けてはいるのですが、
  なかなか思い切って捨てられません。

   一つ々の物に、あまりにも愛着があって。
  尤も、これが一番の難題のようですけれど。

   それに又、今日の写真のように、
  紫陽花のドライが、いとも簡単に加わったりするのですものね。
  (ポプリは日常茶飯事) 物が増えるのは当然です。

   それにしても、物が増え過ぎる事へのある種の嘆きが、
  今から700年以上前の 「徒然草」 の時代からあったなんて。
  先ずその事に驚きます。 

   「丁度の多さは賤しげなる物」 ですか・・。
  辺りをすっきりさせると運気が上昇するというのも、
  あながち間違いではなさそうですね。

腹心の友!?

2014-05-28 17:12:18 | リラのお気楽ユメ日記
















暖かな黄金色の雲の浮かぶ
心愉しい午後であった。
炉辺荘の広い居間では
女中のスーザン・ベーカーが陰に籠った
満足とも言うべきものを霊気のように
発散させながら座っていた。時刻は4時。
(中略)
スーザン自ら手を下して
植え育てた牡丹の花壇である。
(中略)
咲き誇っているさまは
グレン・セント・メアリー村中の
どの牡丹も及びもつかぬものだった。                     
                 【「アンの娘リラ」 第1章】
 








【どう見ても赤・・】






   5月の最終週。
  再び、カラッとした五月晴れが戻って来ました。

   日中、気温の方はこれまでで一番上がっていますが、
  湿度がありませんから、家の中や木陰は爽やかです。

   ところで昨日もお伝えした、こちらの蕾の薔薇。
  どう見ても赤ですね。

   これが開花するとオレンジがかった淡いピンクになるとは・・
  俄かに信じられなくなりました。

   尤も、真紅の薔薇の場合、もっと黒かったような・・。
  いずれにしても楽しみです。











   さて、香りに酔いしれた
  ジャスミンの花は、
  終焉を迎えましたが、
  今、ローズゼラニウムが
  満開です。

   先日も記しましたが、
  今年は例年の2、3倍の花を
  付けています。

   そのせいか蜜蜂や蝶が
  朝からひっきりなし。
  そう言えば・・。

   ローズゼラニウムの
  花言葉は、「真の友」、
  「育ちの良さ」。

   真の友は、所謂(いわゆる)
  アン の言う、「腹心の友」

   今日の彼らは、
  まさにその通りですね。












   腹心の友で思い出しましたが、NHKの連続ドラマ、「花子とアン」。
  このドラマを見ている事は、先日もお伝えしました。

   しかしながら、いつの頃からでしょう・・
  見ていて何となく違和感を覚えるようになりました。

   東京の女学校時代は良かったのですが、今は甲府。
  花子の実家の人たちの顔があまりにも黒く、汚れています。

   いくら貧しいとは言え、汚れれば顔は水で洗うでしょう。
  井戸は江戸時代から普及していた筈です。

   よしんば、井戸がなければ川でだって洗うでしょう。
  日本人は殊の外、清潔好きですから。

   折しも同局の 「タイムスクープハンター」 という番組で、
  戦国から江戸時代の日本が、朝鮮半島にそっくりだと
  話題になっています。すり替えが行なわれているのだと。

   白装束で髪はボサボサ、ボロ布を纏い、街は汚濁、
  略奪強盗が日常茶飯事のように描写。
  まさに朝鮮半島そのものではありませんか。

   逆に朝鮮時代劇は、ありもしない煌びやかな衣裳を纏い豪華な食事・・。
  史実とは違う事を平気で行なっているのです。

   日本を貶(おとし)めて何が嬉しいのでしょう。
  最近、こんな事があからさまになって来ているような気がします。
  何だか嘆かわしいですね。

夢追い薔薇

2014-03-23 18:35:38 | リラのお気楽ユメ日記














「新しい日などは大嫌いだ」と、
彼女は反抗するかのように言った。
(中略)
ああ、それだのに、昔の私は
新しく夜が明ける度に、
まるで良い便りを持って来てくれる
友達ででもあるかのように、
両手を差し伸べたものだからね!
あの頃は朝が大好きだった ――
晴れていようが曇っていようが、
これから読もうという本のように
楽しかったものだ ――
それだのに、今では大嫌いだ ――
大嫌いだ――大嫌いだ!」
                  【「アンの友達」 2.】





   三連休最後の今日は、朝から雲一つない
  快晴のお天気となりました。空もはっきり見えます。

   気温の方も朝早い時間こそ冷えましたが、
  その後、ぐんぐん上がり、春爛漫を思わせる陽気に。

   そんな陽気に誘われたのか、先日の 「チオノドクサ(雪の栄光)」、
  「ヒヤシンス」 などが続々開花。そして 「フリージア」 の花芽も確認。

   それなのに・・。いつかの紅薔薇! 
  未だに同じ状態で同じ場所に佇んでいます。
  そう、1枚だけ大きく開いた、あのままの姿で・・。









   さて、今日のような日は、
  行楽日和に持って来いですが、
  さりとてどこにも出掛ける
  予定はありません。

   いつの間にか
  「室内と戸外の優劣」
  が、気になる季節になりましたね。

   今日が雨ならば、お決まりの
  「リンド夫人の部屋」 に
  直行するのですけれど。

   今はレース編みよりも、
  トールに夢中。
  次の作品に取りかかりましょう。

   幸い、色を塗るだけになって
  いるアーチ型の木箱があります。

   マーガレット、菫(すみれ)・・
  虎の巻本? を取り出し、
  色々思案しましたが、
  やはり薔薇に。

   結構、面積がありますから、
  菫では目立ちません。

   それに薔薇が咲かないなら、咲かせてしまおう・・
  ~なんて。菫は今の所、「スプーン & フォーク」 でと思っています。

   そうそう、今日の 『アンの世界』 の言葉。
  新しい日が嫌いでは困りますね。

   健康、幸せ度・・の一つの目安かも知れません。
  1日でも長く、新しい日が好きでいられますように・・。

夢色の贈物

2014-03-15 23:53:33 | リラのお気楽ユメ日記










外は 3月 の寒々とした薄暮の中に
白い死のような世界が横たわっている。
庭やポプラの 先の方に広がる
ニュームーンの牧場はひどく寂しげに見え、
その向こうに残光が
強烈な赤いすじとなって走っていた。               
                【「エミリーはのぼる」 第18章】
  













   こんな空で明けた今日は大層、寒い朝となりました。
  昨日もそうでしたが、これは2月上旬頃の気候とか。

   ただ実感として、その頃とは全然違う気がします。
  光が違う、空気が違う、そして何よりも気持ちが違います。

   何と言っても、“もう 3月”。
  寒くても、もう少しの辛抱ですものね。

   今日は、日中も少々肌寒いような気がしたものですが、
  それでも 『アンの世界』 のように、
  薄暮の中に白い死のような世界など、横たわってはいません。

   丁度、目の前の東の空には、ほぼ真丸いお月様。
  17日(月)が満月なのですね。お月さまと視線が合い、ドキッ!?

   薄暮の中、時間の経過と共に、
  白から黄色に変わるお月様を楽しんだものです。

   ところで冒頭の写真。
  今日、近所の友達が届けてくれました。
  それは季節を先取りした、ほんのり桜色の葛湯。

   桜と言えば夢色。
  もう少ししましたら、その夢色ドラマが開幕ですね。

   こんな風に記しながら・・。
  一方では、もうそんな季節になったのかと驚く私がいます。

   そうそう、こちらの賞味期限は6月。
  世界が桜色(夢色)に染まる桜の季節まで取って置きましょう。

   『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 では、こちらを振舞います。
  皆様、どうぞ振るってご来店下さい。
  ~なんて。