【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

心に咲く花

2017-01-08 18:07:18 | 四季のスケッチ











年が明けて七草も過ぎ・・早くも8日になってしまいました。
大変遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。

今年は、お天気も大変良く、暖かく穏やかなお正月でしたね。
今日は、今年になっての初雨となりました。
空気が乾燥していましたので、丁度良いお湿りとなったようです。

さて、平成29年は酉年。酉とは鶏(にわとり)の事。
太陽が昇る時鳴く鶏は、太陽を呼ぶ力があると言われています。

本来、「酉」という漢字は、酒壺を描いたとの事。
「実る」 という意味もあります。

それらから、果実が成熟した状態を表しているとされています。
所謂(いわゆる)、成熟の年という訳ですね。

天災を初め、世界を見渡せば、テロや政治上の不安など、
心配は尽きませんが、何事もなく、平安な年である事を願ってやみません。
  

  

   





 







   
写真は、庭に咲く山茶花(さざんか)の花。
温暖化の甚だしい近年は、冬の庭だからといって、
冬枯れで花が全くないという事はありません。
それでも山茶花は、晩秋から冬にかけて咲く代表的な花ですね。

花も葉も椿に似ていますが、どこか寂しく、
控え目な花の風情があります。

ところで、どうした事か今年は水仙に花芽が付きません。
葉っぱは、繁っているのですが。

とは言え植物は、根っこさえ枯れていなければ、
いつか芽を出し、実を結ぶでしょう。

それは人の心も同じですね。心にも花を咲かさなければ。
本来は根性や気立てを指しますが、
心根(こころね)という言葉もある事ですし、
心の深い部分を枯らさないようにしなければなりませんね。 

暑気払いは朝顔で

2016-08-05 23:06:56 | 四季のスケッチ



【咲き乱れる 「朝顔」】







 ある気持ちの良い 8月 の午後のこと
(中略)
斜面を成した畑は青い靄もやに包まれて
豊かな収穫を約束している。
そよ風が微かな音を立てて
ポプラの木々に囁き、
桜の果樹園の片隅には、
薄暗い若樅わかもみの茂みを背に、
燃えるような赤い芥子けしの花が首を振っていた。       
                        【「アンの青春」 第1章】








   こちらは、昨日、今日と連日36度越えの猛暑が続いています。
  ただ、何年か前の夏のように、
  起床時から30度越えはまだありません。
  従って午前中は、何とかしのげています。

   とは言え、明日の予想気温は何と38度。
  こうなると朝から30度越えも、もう時間の問題でしょう。

   さて、連日のようにお伝えしている “朝の美人” こと、朝顔。
  家の至る所に植え、毎日目に入るものですから、
  ついつい取り上げてしまう羽目に。今日は水色とピンクの朝顔です。

   それにしても、こんな暑さの中でも、
  元気に蔓を伸ばしている朝顔を見ると、元気を貰います。

   同時にピンクと水色のそれは、目にも優しくて。
  癒し系でもありますね。日本の夏には欠かせない花です。

夏の涼花 ~ 朝顔

2016-07-22 16:25:17 | 四季のスケッチ















   7月も20日を過ぎ、いよいよ学校も夏休みに入りましたね。
  一年中で今が一番暑い時かと思います。
  そう言えば、今日は二十四節季の一つ、「大暑」 ですね。

   今日も起床時から降り注ぐ太陽と青い空。夏全開です。
  しかしながら、暑さはそれほど感じません。爽やかな朝。

   さすがに日中は暑くなりますが、
  湿度がありませんから何とか耐えられます。

   それに日が落ちると気温が下がりますから。
  ここまでの所、随分、過ごし易い夏を送っています。

   さて、朝の美人こと朝顔が今、全開です。(冒頭の写真)
  風雅で清楚な容姿と、涼しそうな花色。

   おまけに朝だけ咲くという儚(はかな)さもあって、
  人気の高い花ですね。日本の夏の風物詩。
  勿論、私も例外ではありません。大好きな花。

   玄関先や庭に・・それこそ、所構わず植えているのですが、
  今年は花付きが殊(こと)の外、よろしいようで、例年以上の出来です。
  早くも種が出来、又、その種から花も咲いています。

   ところで名前を忘れたのですが、ハーブの花が咲きました。 
  ハーブ独特の可憐な花。やはり嬉しくなりますね。









   

雨の向こうで “ホーホケキョ”

2016-04-07 23:58:52 | 四季のスケッチ

【クリスマスローズ】


【可憐な野の菫】









「この鳥はカナリアのように
籠に閉じ込められてはおりません・・・・・
(中略)
家でも庭でも好きに飛び回り、
リラの部屋の窓を覗くと
大きな林檎の木の上にある
ウォルターの勉強台の側の
枝に止まって眠ります」
                 【「炉辺荘のアン」 第24章】








   今日は朝から雨となりました。
  日射しがないせいでしょうね。気温の割には肌寒く感じます。

   それにしても折角、満開となった桜。
  花散らしの雨とならなければいいのですが。
  因みに、わが家の桜は半分、散ってしまいました。

   ところで最近になってからですが、
  小鳥が庭にも下り立つようになって来ました。
  以前にはほとんどありませんでしたが、ここに来て、かなり頻繁に。

   原因は、里山の切り崩し工事。
  小鳥たちの居場所が、だんだん減っているのでしょう。

   鶯なども、すぐ近くまで来ているから驚かされます。
  尤も、まだそこに姿を見た事はありませんけれど。

   作日などは、「ギッチョン、ギッチョン」 と鳴く小鳥も。
  しかも鶯ばりの美しい声です。一体、何の鳥なのでしょう。




   さて、今日の写真。
  先日、アップしたクリスマスローズは、俯きっ放しで失礼しました。

   どうやら、想像以上に謙虚? な花のようで、
  普通に撮れば、あんな風に終始、俯いた姿になってしまいます。

   今日は、(写真撮影は昨日)人工的な力を加えて正面から。
  可愛らしい花ですね。

   そうそう、今年も野の菫が咲きました。
  この菫が咲けば、いよいよ春本番。春の彩りに包まれます。

心浮き立つ桜便り

2016-03-22 19:02:20 | 四季のスケッチ





【わが家の桜 ~ 「越彼岸桜(コシノヒガンザクラ)」】









「今朝は、寝部屋の外にある桜の木にも
名前を付けたのよ。
雪の女王というのにしたの。
真っ白なんですもの。
勿論、いつもあんなに花を
付けている訳ではないけれど、
でも咲いていると想像出来るでしょう?」                     
                  【「赤毛のアン」 第4章】







   晴天が続きます。
  朝こそ冷えましたが、日中は暖かくなりました。

   季節は巡って・・。
  いよいよ桜の開花宣言が各地でされるようになりましたね。

   それにしても、ついこの間、年が明けた気がするのに、
  もうこんな季節を迎えたのか・・と感慨もひとしおです。
  ~なんて、毎年、同じ事を言っていますが。









【薔薇の序章】




                                  【ピンクのヒヤシンス】
   さて、わが家の桜も
  開花しました。
  (冒頭の写真)

   尤も開花したのは
  1輪だけ。

   開花宣言は、
  5輪咲いたら・・でしたね。

   こちらは確か
  24日でしたっけ?

   わが家のそれは、
  品種も違うし、
  鉢植えですが、
  どうやら同じ道を
  歩んでいるようです。

   同時に心、浮き立つ
  季節の到来ですね。

   一方、花の女王、
  薔薇も続々と新芽を
  付けています。

   同じく芳香の花、
  ヒヤシンスも今度はピンクの花が・・。
  白、青、ピンクで揃い踏みです。

水ぬるむ頃

2016-03-11 17:56:56 | 四季のスケッチ

【ヒヤシンス】


【ピンクの手毬 ~ 「ヒマラヤ雪ノ下」】


【満開の「蔓日々草(ツルニチニチソウ)」】









アンは真っ先にしたい事が百もあった。
(中略)
黄昏の庭へと駆け出して三色菫を摘んだり・・・・・
炉辺荘の屋敷内には至る所に
三色菫が咲いていた。                     
                     【「炉辺荘のアン」 第2章】








   一昨日の雨の後は、寒の戻りとなっています。
  この時期は一雨毎に暖かくなる筈ですが、
  少々、勝手が違ったようです。いいえ、「三寒四温」 というのもありますね。

   ただ今日は、朝から日射しがたっぷり。
  空もしっかり見えますから、黄砂で澱(よど)んだ空とは違います。
  となれば、寒の戻りも満更ではありませんね。

   そう言えば、窓の外の景色。
  この時期、日毎に変わって行く事に気付かされます。

   つい先日など(良く見れば)新芽こそ出しているものの、
  ともすれば、枯れ枝のように見えていた木香薔薇。

   今日見ると、チクチクと小さな葉が見えるではありませんか。
  おまけに思わぬ所から、ピューンと茎を伸ばしています。

   今年は昨年以上に葉を繁らせ、花を咲かせる筈です。
  アーチに絡んだ木香薔薇も楽しみです。
  (花が終わった後、アーチを購入しましたから)

   さて、匂い菫や三色菫以外の春の花では、
  いの一番に咲いた純白のヒヤシンス。(冒頭の写真)
  例年なら青が真っ先だったと思うのですが、こんな事もありますね。

   この次に開きそうなのがフリージア。
  続々と・・春の花が待機中です。

香る花木

2016-03-05 20:16:58 | 四季のスケッチ

【木香薔薇の新芽】


【今年初めての蝶】








自分もいつか、あの上品な顎の起こしかげん、
星のように、さっと輝く目の表情、
風にしなう枝のような歩き方のコツを
身に付けられるであろう。
(中略)
「でも、あたしは綺麗でなくてもいいから
お嬢さんのような姿になりたいですわ」
シャーロッタ四世は心から言った。                       
                    【「アンの青春」 第27章】









   今日も概ね晴れの天気になりました。そして季節の風物詩、春霞も。
  言葉は美しいですが、やはりと言いますか・・
  その中にはPM2.5が含まれているとか。素直に喜べない私がいます。

   今日も気温は昨日以上に高く、冬の格好でいれば汗ばむくらい。
  春ですね! 今年初めての蝶もやって来ました。



                                 【リラの新芽】
   さて、今年も
  リラが芽吹きました。

   あろう事か、
  この木だけは、
  ずっと片想い。

   毎年、花が咲く事を
  心から望みながら、
  振られっ放し。

   買い求めた時には、
  匂い立つような
  白い花が咲いて
  いましたのに。

   ただ 、スタイルは
  良いけれど、細くて
  華奢な木でもありました。

   私の事ですから当然、
  アン を連想したものです。

   一度は諦めましたが、
  それも忍びなくて。
  もう一度、祈りましょう。
  いつか通じるかも知れませんから。

   もう一つ、木香薔薇は昨年以上に花を咲かせそうです。
  それにしても、今は1枚の葉っぱもありませんね。

   しかしながら、しっかり新芽を付けています。
  5月には淡いクリーム色の花を降らせ、夏は緑のパラソルに。

   今年は、アーチに絡ませましたので、香りと共に楽しみです。
  そうそう木香薔薇より、ひと足先には、ジャスミンでしたね。
  今年も友人を招いています。こんな香る花木、大好きです。

春の1ページ

2016-03-04 17:56:56 | 四季のスケッチ















「ご覧なさい。綺麗でしょう?
アンは急いで言葉を続けた。
「1年は本のようなものね、マリラ。
春のページはさんざしと すみれ に書かれているし、
夏は薔薇に、秋は楓のもみじ葉に、
冬は柊と常緑樹にね」                  
                      【「アンの愛情」 第22章】










   今日は一気に春がやって来ました。
  と言ってもフリージアや、ヒヤシンスなど
  春の花が一斉に開花した・・という訳ではありません。

   咲いているのは、「菫(スミレ)」。
  しかも三色菫やヴィオラ昨年から咲いているものです。

   しかしながら、先日まで寒さに縮こまるように咲いていた
  これらの花々も、ここに来て株も大きくなり、こぼれんばかりに咲いています。
  嫌が応にもこれらの花が、春の花である事を教えてくれているような気がします。
























     
   さて、春の1ページは大好きな青い菫から。
  折に触れ記していますが、可憐で繊細で何とも儚げな花。
  ある意味、薔薇とは対照的な花ですね。

   それは、同様に大好きなレースや和紙などにも通じるものですね。
  見かけによらず、強靭さも持ち合わせていますから。

   少々、踏まれてもしっかりと立ち上がる花。
  優しい花には強い根もあるという事なのでしょう。
  あやかりたいものです。

晩冬、最期の華やぎ

2016-02-15 19:58:58 | 四季のスケッチ


 









見た所、死んで悲しそうに木々が立って
いる所では、影が精巧な狭間はざま飾りをなくしていた。
しかし、それはうわべに過ぎないのだ。
この木々の心臓には生命の血が入っており、
やがて動き出すのだ。
そして新緑の葉とピンクの花嫁衣装をまとい、
今、雪が積もっている所には
青々とした草が茂り、
その中で金色のきんぽうげが踊るのだ。
春は必ず巡って来る ――
それを忘れてはならない。
                   【「パットお嬢さん」 第六年目】









   昨日程ではありませんが、今日も暖かい朝となりました。
  ただ、時間の経過と共に気温は下がって来ましたが・・。

   春から一気に冬に逆戻りです。
  それにしても気温のアップダウンが激しいですね。









【樹木(薔薇)の涙~別(わ)くる葉】




   さて、先日も
  お伝えしましたが、
  木香薔薇は、ほとんど
  その葉を落として
  しまいました。

   しかしながら、
  まるで枯れ木のような
  枝からは早くも冬萌。

   やがてその芽は膨らみ、
  四方八方に枝を伸ばし、
  去年以上に繁って
  くれる筈です。
  期待しましょう。

   そんな中の華やぎ。
  すぐ上の写真は薔薇
  ですが、今頃の紅葉は
  本当は病葉(わくらば)
  ですね。

   それは 【先日】 よりも
  変化しています。

   健康ではない葉の
  最後の精一杯の華やぎ。
  そんな風に思うと、気持ちは複雑です。

   病葉は、別(わ)くる葉が変化したという説もあります。
  病も別離も悲しい事ですが、ある意味、仕方ない事かも知れませんね。

   今年の冬はそれ程、厳しい冬とは思いませんが、
  朝方の最低気温の低さには正直、驚きました。

   (これもお伝え済みですが)ローズゼラニウムの葉が
  黄色くなって枯れれば、戸外での越冬が当たり前だった、
  ゼラニウムの花が、ガックリと頭(こうべ)を垂れる有様。

   でも、枯れたのは表面だけ。根っこはしっかり生きています。
  それにしても緑が当たり前のゼラニウムの葉が、こんなにも紅葉。
  (冒頭の写真) これはこれで綺麗ですが・・。

季節の扉

2016-02-01 18:00:00 | 四季のスケッチ

【梅一輪】


【冬萌(ふゆもえ) ~ 「リラ」】


【冬萌 ~ 「ジャスミン」】










若い 2月 の気候に何事か起こった。
2月 は何とひねくれた月だろう。
この数週間の天気は
確かにマレー家の伝説にかなっている。
恐ろしい吹雪が吹き荒れていて、
風は山の上の木々を追いかけている。                  
               【「エミリーの求めるもの」 第16章】








   昨日は雲一つない冬日和でしたが、
  今日は、一転して真珠色の空になりました。

   時折、日は射しますが、どんよりした空です。
  尤も、午後にはお天気も回復。青空も見えて来ました。

   早いもので今日から2月ですね。
  毎年、同じ事を記している気がするのですが、
  2月は、わりと好きな季節です。

   日毎に日脚が長くなり、まだまだ厳しい寒さであるにも関わらず、
  その先には希望のようなものが見えて来て、ワクワクします。
  他の季節では味わえない感覚です。











【冬の華やぎ】








   そんな今日。(冒頭の写真)
  お隣の梅が何輪か開花しているではありませんか。

   先日、2日間ばかり厳寒の日がありましたが、
  やはり今年は暖かいのでしょう。
  例年より開花が早いですものね。

   『アンの世界』 とは少々、違いますが、2月は始まったばかり。
  2月と言うより今年は、ひねくれた冬なのかも知れません。

   ところで、冬枯れの中に見つけた小さな新芽。
  「冬萌(ふゆもえ)」 という素敵な名前があるのですね。

   一方、冬の華やぎ。赤い葉っぱは、「南天」 と 「薔薇」。
  冬枯れのアース色の中の彩り。ひと際、目立ちます。