【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

往く夏~その2

2011-08-27 15:02:55 | 香る庭の花綴り




その 8月、小さな家の庭は遅咲きの薔薇で真っ赤に
染まり、蜜蜂の群れが好んで集まって来ていた。
(中略)
もみこずえの上の北の空は
琥珀色と薄緑をしていた。空気は涼しかった。
8月とは言え、9月が間近だからで、レスリーは
白い服の上に真紅のスカーフを着けていた。
                   【「アンの夢の家」 第38章】


「僕、夜のうちに伸びる あかざ草 のように
大きくなるって、リンド夫人に言うよ」
と、ポールはしんから嬉しそうに言った。
                     【アンの青春」 第27章】

                                    【大きくなった「藜(アカザ)」】
   厳しい残暑が続きます。
  今日も “朝から太陽”。

   こんな風ですから、つい
  『アンの世界』 なら・・と
  心は飛びます。

   でも、1ヶ月前と明らかに違う事。
  虫の音楽会が始まりました。

   昨夜などは鈴虫の美しい
  独唱も加わって。

   耳を澄ませば・・ほら、
  昼間だって聞こえます。
  
  「チ、チ、チ・・・」 「チ、チ、チ・・・」
  これ、何の虫でしたっけ・・?

   そして今日も空が面白い。
  白い雲が様々な姿に変わり、
  見ていて飽きません。

   ある時はウサギさんだったり、
  はたまた世界地図だったり・・。
  『こちらの世界』 だって満更ではありませんね。







   写真が前後しました。
  こんなに藜が大きくなるなんて。
  (1ヶ月前は 【こちら】

   リンド夫人 の言葉は、
  嘘ではなかったのですね。

   同じようにテーブルに置いている、
  ゼラニウムが小さく見えます。
  これだって結構大きいのですが・・。
  (2枚目の写真)

   茎は強く、杖にもなるそうですが、
  今では相当しっかりして来ました。

   この杖は長寿の象徴であり、
  軽くてしなやかなのだそうですね。
  分かる気がします。

   「宿りせむ あかざの杖
         なる日まで」

                ~芭蕉 

   近縁種に「白藜(シロザ)」があります。
  こちらの方が良く見られるかも知れません。