「時々夕方になると、この庭に幻影のような 不思議な匂いが漂って来ますね」 と、オーエンが言った。 「どの花から匂って来るのか 僕にはどうしても分からないんですよ。 とらえどころがなく、どこはかとなく漂い、 素晴らしくいい匂いです。 【「アンの夢の家」 第38章】 |
【羽衣ジャスミン】
起床時は重い空。
気温も一気に低下。
先日の雨の日以上の低さです。
その後、ほんの少しだけ雨が降り、
周囲も明るくなり太陽も・・。
やっとお天気になるのかと
思いきや又々、雨。
相変わらず
ザ~ッと降るのではありません。
今日も外出の予定でいました。
と言っても約束のあるものではなく、
気儘(まま)なそれ。
でも、これが1番困りますね。
私の中で 「戸外と室内の優劣」
が、必死にせめぎあいますから。
結局、外出着を普段着に
着替える羽目に。
不思議なもので、こうなりますと晴れて欲しくない・・。
何と自分勝手なのでしょう、私って。
ともあれ決心が固まれば、庭の花々にも目を遣る心の余裕も。
今日は、羽衣ジャスミンの蕾を発見。
それにしてもこのピンクの蕾から
あの純白の花が咲くなんて、俄かに信じられませんね。
それでなくても今、色とりどりのフリージアが満開で、
香りを初めとして、ちょっとした 『アンの世界』。
この上、ジャスミン、薔薇が開花しましたら・・。
~なんて、想像するだけで今からワクワクします。
その時には、ここでお茶を・・と早くも心に決めた私です。
【「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」】
そうそう、冒頭の写真。昨日、撮ったものです。
今年は蓮華草の花期が長いですね。
初めて見たのは頬に当たる風も、まだ冷たかったような気がしたものですが。
そして我家の 「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」。
どうしたものか今、凄まじい勢いで増えています。
どことなく、あどけなくて可愛い花ですから、
そのままにしていますけれど。別名を 「虞美人草」 と言うのですね。
このレトロな名前、結構気に入っています。
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