香る庭の小さな訪問者

　　　　　今日も起床時から既に太陽。
　　　　同じ太陽なのですが、これまでのどこか弱々しいそれと違って、
　　　　俄かに力強くなったような・・。

　　　　　そろそろ梅雨明けも近いのでは・・？　と、
　　　　思わせる天気になっています。　
　　　　つい何日か前の週間予報では、今日は傘マークでしたもの。
　　　　
　　　　　そして私は・・と申しますと・・。
　　　　先週の金曜日、逡巡の挙句、雨で断念した外出。
　　　　午前１０時の段階で、既にカンカン照りの中、出掛けて来ました。
　　　
　　　　　自転車で外出するのも久し振り。
　　　　不思議なもので、通り慣れたいつもの道も、どこか新鮮です。　　　　　
　　　　ただ、今日は少々風が強く、帽子が飛ばされそう・・。
　　　　　
　　　　　“樅もみの木の間で奏でる風の音楽ほど、
　　　　美しいものはない”

　　　　　～・・だそうですので、私もいつの間にか・・
　　　　樅の木の茂る森の中を走っている つもり になっていました。
　　　　「想像の余地」 に遊ぶって、楽しいですね。

　　　「想像するという事は楽しいことよ・・・・・略・・・・・
　　実際と実際でないものとの境界のこちら側を離れずにいる事を
　　覚えなくては駄目よ。
　　　そうすれば自由自在に自分の美しい世界に逃げ込める事は、
　　世の中の辛い所を通る時、びっくりするほど助けになるのよ。
　　　私は魔法の島へ航海して来ると、
　　難しい事柄がいつももっと楽に解決出来るのよ。」　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【「炉辺荘のアン」　第38章】

「ベニシジミ」

　　　さて、昨日の続きの “蝶”
　　でしたね。でも、その前に。

　　　昨日の人面蜻蛉（トンボ）？
　　（ちょっと可哀想な名前ですね）
　　
　　　「オニヤンマ」 だという事が、
　　【りんがむさん】 のお陰で、
　　判明しました。

　　　りんがむさんは、私が心の中で、
　　「博士」 とお呼びしているほど、
　　植物、とりわけ野の花に詳しい方です。
　　いつも有り難うございます。

　　　昨日は蜻蛉もそうでしたが、 ↑　の蝶、紋白蝶も連れてやって来たのです。
　　でも、紋白蝶には、いつも逃げられています。
　　その代わりに、こちらの蝶は、もうすっかり仲良し。
　　
　　　私達の合言葉？　の羽根を２度、３度・・閉じて開いていましたから。
　　～なんて。それにしても、トンボと言い、この蝶と言い・・“薔薇の葉っぱ” なのですね。
　　
　　　そうそう、この蝶は今日も・・。連日のお出ましです。
　　帰宅した私を待ち構えるように・・私の廻りをくるくるっと回って、
　　羽根をバタバタしたと思うと・・何処へ行ってしまいました。