フレイルって???
先日、月に1度のホテルでの「唱歌を歌う会」を終えた後、仲間と何時ものようにランチして帰りのことです。
Oさんとはランチした場所で別れ、Oさんの妹さんのSさんと二人で帰る途中での話の流れから
Sさんは「フレイル」のことを話し出しました。
私は「フレイル」って言葉をその時に初めて耳にしました。
「フレイル」ってどう言う意味?全く知らなかったのでSさんに尋ねて、大まかの説明をして貰いました
帰宅して早速ネットで「フレイル」を検索してみたのです
「フレイル」とは日本老年医学会が2014年に提唱した概念で「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。
健康な状態と要介護状態の身体的中間に位置し身体的機能や認知機能の低下がみられる状態のことを指しますが
適切な治療や予防を行うことで、要介護状態に進まずにすむ可能性があります。
とネットで知ることが出来ました。
丁度そんな時に産経新聞で開幕まで2年を切った2025年大阪・関西万博。毎月1回、万博のテーマである
健康寿命に関連した特集記事を掲載とのことで
2回目の今回は偶然にも「フレイル」のことが掲載です
1回目は「健康寿命とは・・・」でした。
健康寿命最前線 産経新聞朝刊掲載2回目「フレイル」
健康=4つの機能のバランスが大切
●栄養 バランスよく1日3食食べる
●口腔 歯磨きをきちんとする定期的に歯科検診を受ける
●社会心理 1日10分、社会とのつながりを心がける
●運動 ウオーキングやスクワットで筋肉を鍛える
バランスが崩れると
↓
フレイル
健康な状態と要介護の中間の段階。
体や心の働き、社会的なつながりが弱くなった状態
↓
要介護状態
大阪府「働く世代からのフレイル予防」資料からの作成
↓
取り組み次第で健康な状態に戻ることができる
「フレイルを予防する」または「健康を取り戻す」にはバランスよくしっかり食べることが重要
高齢期こそしっかりと
「健康で自立している人はエネルギーをしっかり取っている」
高齢期になれば、要介護の前段階とされるフレイル(心身の虚弱状態)やサルコペニア〈筋力低下)を
いかに予防するかが重要となる。
「筋力低下を防ぐため、良質なタンパク質として肉や魚を積極的に摂取する。老化の原因となる体内の酸化を抑えるために、
ビタミン類を多く含む野菜や果物を食べることが重要です。
管理栄養士で大阪樟蔭女子大の井尻吉信教授〈臨床栄養学)は
「高齢期になると活動量が減るから食べ過ぎないように、と心がける人もいるが、それは間違い」と話す。
井尻氏によると疾患や体の状態にもよるが、食べなければ筋力が落ちる。
筋力が落ちると運動機能が低下して、寝たきりになる恐れがある。
フレイル予防レシピを学生とともに考案した井尻氏は「これだけ食べていればよいという食材はない」とし、
「高齢期は食に対する意識改善が必要。タンパク質を意識しつつ、脂質や(炭水化物)米もバランスよく
しっかり食べることを心掛けてほしい」と強調した
AIが薦める献立
2025年大阪・関西万博に大阪府や大阪市などが出展する地元館「大阪ヘルスケアパピリオン」は、
健康寿命の延伸を主要テーマに設定し、2050年ごろの未来社会をイメージした食事が提供される予定だ。
関係者は「来館者個人のヘルスケアデーターに応じ、最適なメニューを人工知能(AI)が推奨し、
来館者が若返らせたい機能に合わせて、機能性表示食品などのエビデンスに基づいた食事を提供したい」と話している。
と産経新聞の健康寿命最前線は締めくくっていました。
薬局でフレイルについて役立ちそうな資料を見つけたので下の部分の
”自分の状態をチェックしましょう”のところをチェックしました。
私は一つだけ朱色だったので良かったです。
これからも気をつけて定期的にチェックしたいと思っています
「フレイル」って高齢者にとって画期的なことなんだねと思いました