リタルダンド 3回目7/29 17時半～ パルコ劇場
作 ： 中島淳彦
演出： G2
音楽： 荻野清子
出演：吉田鋼太郎、一路真輝、高橋由美子、伊礼彼方、松下洸平、市川しんぺー、山崎一
六本木で思いっきり笑った後の、このギャップ。
私にとっての楽でした。
今までは舞台として観ていたのですが、今日は時々私の両親の影がチラホラ・・・。
凄く個人的ですが、母は元も肝臓が悪かったのですが、父が癌で亡くなった１週間後に脳梗塞で倒れ病院へ。
その後手足がしびれてあんまりチカラが入らなくなったり、脳にも障害が残ってしまい
若年性とはまったく違いますが、ぼけてしまったんです。
ぼけてしまうというと、すべてがおかしくなってくれれば解りやすいのに、
今回の舞台のように、昔のこととか、記憶に強く残っていることは本当に「ぼけているの？」
と思えないくらい普通なのに、今の記憶がずれてて、病院に入院しているんですが、
この病院がじぶんのふるさとの病院という設定になっていて、この病院の土地が自分の家の持ち物だと思ってその話を看護師さんにしちゃったり・・・
（実際、地元で母の実家は病院に土地を貸してたというのを、後に母の妹から聞きました。その記憶とこれが重なってたんだと思います）
今回洸平のやっている息子と同じ気持ちでした。
最初はおかしいって思わないから、病気と解っているのにマジで喧嘩して頭にきちゃったり。。。
理解できた後は、練習すればできるんじゃないかとか思ってしまったり
なんてことを、舞台を見ながら観ていたら、今日は何でもないシーンでうるっとしたり不思議な気持ちでした。
今日の舞台で、２幕後は、後妻さんの名前を前妻の名前で呼び続けるのですが、１度間違えて正しく呼んでしまいちょっとあわてる感じがありました。
高橋さんのカメラでのシーンは首を左右に振りながら手も動かすような感じ（うまく表現できなくてごめんなさい）
しんぺーさんとの手の体操では、お互いのグーにした手の上から重ねるように手を握り合って、嫌がってました。
上演は今日までです。迷っていたらぜひ一度観てくださいね！
