7/20 19時~ パルコ劇場(トークショー付)
作曲・作詞 スティーヴン・ソンドハイム
台本 ジェームス・ラパイン
演出 宮本亜門
翻訳 常田景子
出演 石丸幹二 戸田恵子 諏訪マリー 山路和弘 春風ひとみ
畑中 洋 野仲イサオ 花山佳子 鈴木蘭々 冨平安希子
岸 祐二 石井一彰 南 智子 岡田 誠 中西勝之 堂ノ脇恭子 ほか
神戸疲れもなんのその夕方からパルコ劇場へ行ってきました。
今日はA列センターと観やすいお席。ただとなりの方がふくよか過ぎてお肉がこちらまで肘掛を越えてきていました。
何気に石丸さんは四季を退団してから見ているかも。今回のほうが年齢に近い感じで演じていました。
このジョージはジョルジュ・スーラのお話。点描写で有名ですよね。
で、彼の描いた傑作《グランジャット 島の日曜の午後》の絵から発せられた「言葉」を芸術家スティーヴン・ソンドハイムが感じたものをミュージカル『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』として創ったそうです。
この絵にかかれた人たちひとりひとりに設定を与えて、スーラと同じ時代に生きた人々として置かれています。諏訪さんは施設に入っているスーラのママの設定ですが、迫力満点でした。スーラ(石丸さん)とママの一部ラストのハーモニーはとてもきれいでした。
この絵を見て、あくまでフィクションになりますが、彼をとりまく環境や想いなどを音楽とともにミュージカルで綴っています。
戸田さんは、恋人役ですが、絵に夢中なスーラから離れパン屋さんの妻となりアメリカにわたるとか・・・いろいろでした。
スーラは絵に夢中すぎてという設定でしたが、三谷さんの作品「コンフィダント絆」のスーラは裕福でいたってまともな感じでしたので、ちょっと不思議な感じがしました。どちらかというと奇行的なのはゴッホでしたから
舞台は、白いタイルを貼り付けて、写真を立体的に見るような感じのつくり。
奥が小さな横長の長方形で、それが前にむかって突き出るように見えるような感じです。舞台はかなり傾斜がきつくて、新納さんのプレイバックパート2や東宝ミスサイゴンのような感じでした。
このタイルなどに絵が映し出されてかなりグラフィックが使われていました。
最近ミュージカルはバンパイアを見ていたので、なんだかまったく踊らないのでちょっと不思議な感じです。
でも、1部最後にはそれに慣れたのに・・・2部はその100年後という設定で、スーラの孫が新しい美術をスーラのように表現する設定。
確かにスーラは31歳の若さで亡くなっているのすものね・・・
2部までこの絵の話ではなかったんですね。
なので、みんな役がかわっていて入り込むまでに少し時間がかかりました。畑中さんは下男からお友達の芸術家になっているし・・・。
100年後のひ孫に向けておばあちゃんが挫折しかけている孫にメッセージを伝えるようなストーリーでした。
今日はトークショー付でした。
この舞台への思いなどを語ってくれましたが、今日一番好きだったシーンは1幕最後の母と歌うシーンとのこと。
このミュージカル音楽がめちゃめちゃ難しそうで、不協和音的ハーモニーがかもし出す重厚さがあるのですが、それがとても美しかったのが印象的でした。
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