「私的九連休」さいごの昨日。
午後から
自宅カウンセリングがあったので、
午前中の11時に
郊外にあるトンカツ店で
カツ丼をやってきた。
日曜とあって、
口開けから
整理券発行機の前に
列ができるほどだった。
とんかつ屋は
市内のあちこちにあり、
この店は二度目だったが、
初回は、30㎝ほどの
「ジャンボ・エビフライ」だったので、
今回はトンカツを味わってみた。
久しぶりにメニューを見て
どれも単価が高めなので
ちょっと驚いた。
なにせ、
カツ丼が1500円もする。
ブランド豚でもないのに・・・である。
ここにも、諸物価高騰の
煽りを感じずにはいられなかった。
昭和40年代頃を懐古すると、
食堂の品札でいちばん高値で
端っこにあった「カツ丼」は、
400円くらいの時代があった。
もっとも、貨幣価値も
今とは違ったが・・・。
それに比すれば、
4倍ものインフレ率である。
さて、その高値のカツ丼は・・・。
味はまずまずだったが、
朝抜きでオナカぺこぺこなのに、
3/4をすぎたあたりで、
「ウッ・・・」
と、いって、
急に入らなくなった。
時折ある、この現象は
「油中り」に違いなかった。
察するに、
揚げ油が酸化して
黒ずんでいるのではないか・・・
と思われた。
舌先のセンサーは
そのチェックを漏らしたが、
胃のセンサーが
それを察知したようだった。
ただ、昭和中期の
一億総ビンボー世代なので、
残食するのは嫌なので、
それからも水やら味噌汁で
口先を胡麻化して
完食した。
口直しの
キャベツすら
わしわしと食めないほど、
違和感は続いた。
すぐには
どうこうなるものではなかったので、
セコハン・ショップを冷やかして、
帰途、見つけたミニストの
新発売「シャインマスカット」の
ソフトなぞをデザートにやった。
*
午後からも
無事にカウンセリングを務め、
古楽器製作もできた。
だが、
夕飯時には
空腹のはずなのに
まったく食欲が湧かなかった。
そして、しばらくして、
オナカがゴロゴロ鳴り出して、
膨満感と腹痛に見舞われた。
下りはしなかったが、
とにかく、今朝に至るまで、
腹痛と腹鳴りがすごい。
加えて今朝は、
やや全身の怠さがあるので、
軽い「胃腸炎」になったようである。
今週は今日から4校勤務なのに、
「九連休」明けの
快調なスタートとはなれなかった。
なので、ゆんべから
トリメブチンと大建中湯を
服用している。
***
「私的九連休」中に
完成させようと思っていた
ヴィウエラだったが、
けっきょく、駄々羅に過ごした
日々も多く、八部どまりであった。
それでも、
夜の10時までかかり、
太鼓(ボディ)が完成し
ネックと接合できた。
新兵器として導入した
ディスク径250mmの
『DS250』のお陰で、
これまで苦労していた
平面出しが容易になり、
接着部に隙間がなくなってくれた。
「8の字」型のギターの
ボディ・トップは
水平面に平行で
真っ平でなくては
ネックとジョイントできない。
これを今までは、
ベルトサンダーで粗削りしてから
水平板に貼り付けた
サンドペーパーの上で
0.1㎜単位で何度も削って
水平・垂直を保っていたが、
それでも、微細な隙間が生じていた。
それが、
大型ディスク・グラインダーでは
瞬時に削れてしまい、
驚きであった。
これで、ワンランク
精度が高まってくれた。
**
ボディ内部には
スーパーで購入してきた
サラサラ系のリンシードオイル
(亜麻仁油)をひと刷毛塗布した。
これは、乾燥すると硬化するので、
表面板の振動で生じた音を
コーンと反射してくれる
音壁になる。
**
前もって、
8本分の表面板は出来ていたので、
いちばん白いスプルースのものを
ボディに圧着した処で、
夜の10時となったので、
切りよく作業終了となった。
あとは、
バリを落として、
ペグとブリッジを付け、
象嵌装飾やムスターシュ(髭飾り)
などを施して、
ガットフレットを装着すれば
構造体としては完成である。
その後は、
弦を張っての整音作業があり、
それは微調整を要するので
時間がかかる。
整音が済めば、
ヤフオクに出品となるが、
音の出来次第では
7万前後の値付けが妥当かと思う。
やはり、
どう急いでも、
原材を切る・削る・塗る・磨く・・・
と、200近い工程で加工して
音が出るまでには、
三週間は要するようである。
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