きのうは
朝から何も食さずに
お昼に物産館に出向いて
喜多方ラーメンをやってきた。
以前にも
試食した店だが、
何も足さない・何も引かない
シンプル・プレーンな
昔ながらの昭和ラーメンで、
雑味を感じさせず
ほどよい一杯だった。
ただ、昭和の頃は
ラーメンにはチャーシューが
一枚と決まっていたが、
これには三枚も入っており、
そのせいか830円と割高であった。
きょう日、
千円台のラーメンが
ざらにあるご時世だが、
昭和ニンゲンには、
ワンコイン以上のラーメンは
どうも割高感が未だにある(笑)。
現に、
500円以下でも
同様の水準のラーメンを
供している店も
あるにはある。
*
夕餉の買い物を済ませて、
帰路、小倉寺観音の
カタクリを観に寄った。
そしたら、
桜も二分咲きで
カタクリ群生は満開だった。
*
頭(こうべ)を垂れる
その姿が謙虚で可憐なので
カタクリには偏愛がある。
この根からは
片栗粉ができる。
*
竹に椿も
佳い取り合わせで、
俳諧味や禅味がある。
*
フキノトは
開花したものが多かったが、
それでも、探すと
まだ開花前のものもいくつかあり、
摘み採って夕餉の菜に加えた。
**
山を下って来ると、
途中には
桜の古木が
見事に花を咲かせていた。
*
きのうは
外出中に、古書店内で
震度4に遭遇して、
客のみんなが外に飛び出す
という一幕があった。
ふだんの家ん中なら、
さほど驚きはしないが、
外出中の建物の中だと、
どうしても3.11の時が
そうだったので、
咄嗟に避難行動をとってしまう。
客の誰もが、
スマホで情報に目をやってたので、
そばにいた中学生に
「震度4?」
と訊くと、
「はい」
と素直に応えてくれた。
帰宅すると、
「震度4」以上で転倒する
コロリン坊が、しっかり
ころりんしてた(笑)。
これは、その昔、
中国への修学旅行の引率で、
上海ウェスティン・ホテルから
頂いた「土人形」で、
地震のたびごとに
床に落ちたりして、
なんども壊れたが、
そのたびに修復している。
***
午後にAmazonから
注文してた新刊と古書コミックが
いちどに5冊も届いたので、
読み始めたら、
晩までかかって
全部読了した。
新刊の三冊は、
いちいち、本の真ん中あたりを
無造作に開いては
鼻を押し当ててクンクンと
その刷りたてのインク香を嗅いだ(笑)。
新刊に対するその習慣は、
昭和のニンゲン「あるある」
かもしれない・・・。
対照的に、古書は
天地・小口(本の周辺)が
ヤケと汚れがひどかった。
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