『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

狐狸庵センセイ『生誕100年』

2023-03-29 07:51:42 | 文学

 

今朝の朝刊で、
今年が狐狸庵センセイの
『生誕100年』というのを知った。

狐狸庵物と遠藤文学は
20代からすべて読んできたので、
書棚の一角にも百数十冊が
ズラリと並んでいる。

この記念イヤーに
未発表のエッセイも刊行されたので、
さっそく、Amazonに発注した。

久しぶりに
“人生の師”の謦咳に触れるようで
嬉しく思っている。

*

『タレガ伝』のなかで、
ギターの6本弦に対して
呼び名をつけていたのが
微笑ましかった。

そして、なるほど・・・
言い得て妙だなぁ・・・とも
感心させられた。

『アルハンブラ』を弾くときも、
その事を思い出しそうである(笑)。

*

素粒子は単体では、
すべて同性質であるが故に
「自己同一性」がない。

どの電子もクォークも
同じ性質なので
区別がつかないのである。

その無個性のものが
集積することで、
「水平リーベ (H.He.Li.Be)」のような
周期表にある元素が出来、
さらに、それらの結合で
多様な分子が出来、
さらにそれらの組み合わせで
有機物などが創生される。

【個性のないものが個性を創る】
というのも、
何やら箴言めいて
妙味がある。

*

先日、大学の後輩から頂いた
菓子折りを食しながら、
何気に包み紙の裏を見ると、
案の定、添加物が
これにも使用されていた。

50代半ばから、
スーパーの買い物で、
惣菜コーナーの品々は
便利で楽だが、
添加物が多いので
キッパリと買うのをやめにした。

それと、大手メーカーのパンも
買うのをやめて、
割高でも、ちゃんとした
ブーランジェリーで、
自然酵母と小麦のみのものを
求めるようになった。

企業製品には、
昭和の頃から
添加物が使用されていたが、
日本人の二人に一人が
癌を発症するようになったのも、
あるいはその人工的産物による
生体内攪乱に拠るのではないか・・・
と、密かに案じている。

*

在京中の教員時代に、
今日で夏休みが終わりで
明日から始業式という日に、
なんだか遣る瀬無くって、
東福寺本堂の張り出し縁に赴いて
そこで半袖短パン姿で
昼寝した事がある(笑)。

真夏の京都は
極暑なので、シーズンオフでもあり、
人っ子ひとりいない境内で
近所なのをいいことに、
観月台でノンビリ時を過ごした。

先日の京都旅行で
そこを再び訪れたら、
かつては剥き出しの板の間だったのが、
青茣蓙(ござ)が一面に
敷き詰められていた。

さも、お座りください・・・、
ごろ寝してください・・・、
といわんばかりに思われた(笑)。

*

先月の
ミツオ叔父さんの一周忌に、
久しぶりに礼服を着たが、
ウィスキー・キャップを
ラペル・ピン仕立てにして
付けていったら、
目ざといカズオ叔父さんから
「何だ?  それ?」
と気づかれて、
ワケを言ったら一笑された。

事のついでに、
胸ポケットのチーフを
引っ張りだしたら、
マスクを代用していたので、
そこでも大受けされた(笑)。

大阪弁なら
「しょーもないことしぃ」
だろうが、
フグスマ弁では
「こっつぁがなし」
と言う(笑)。

 

 

 


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