『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ブリコラージュ

2024-05-14 06:38:47 | ギター

今年は
例年になく、
何の手入れもしなかった
庭のサクランボが豊作で、
しかも、鳥害に遭うこともなく、
何度も収穫できたのは
ソーちゃん用語で言えば
「望外の僥倖」であった(笑)。

なので、
朝食にも
たびたびフルーツセットとして
自家栽培サクランボを頂いた。

これからは、
裏庭の山桜桃梅(ユスラウメ)も
どっさり実をつけるが、
これが小さなサクランボと
同じくらいの大きさで、
味も似ているから
朝のフルーツ向きである(笑)。

ここの処、
旬ということで、
我が家では食卓に
イチゴを欠かさないで
ずっと冷蔵庫には
切らさらないである。

カミさん共々、
サプリなぞは服用したことないが、
旬の果物はどの時季でも
たっぷり摂ることにしているので、
ビタミンの補給にはなっていよう。

バナナにおいては、
二人とも毎日一本は摂っている。

バナナには、
セロトニン合成に必要なアミノ酸の
トリプトファンが
1本あたり約10mg以上含まれており、
「うつ病」の予防や改善になる
自然食である。



また、セロトニンは
睡眠や気分の調節に関与してるので、
バナナは睡眠の質を向上させる
効果も期待できる。

加えて、ビタミンB6や
炭水化物も含んでおり、
これらはセロトニン生成を
助けるという。

トリプトファンは
乳製品、大豆製品、
ナッツ類などにも豊富なので、
毎日、牛乳、納豆、アーモンド、
なども進んで摂っている。

学校臨床でも、
不定愁訴の生徒たちには
バナナを薦めており、
ストレスの緩和、睡眠の質の改善、
集中力や記憶力の向上、
月経前症候群(PMS)の症状緩和に
効果があることを教えている。

ただし、
トリプトファンの過剰摂取は
精神症状の
イライラ、興奮、不安感、頭の混乱や
運動症状の
体がこわばる、痙攣、手足の不随意運動や、
自律神経症状の
発熱、発汗、下痢、嘔吐、頻脈などの
『セロトニン症候群』という
副作用を起こす危惧がある。

その事も
患児たちへの心理教育では
説明している。

***

きのうは、
新任校であるKP中に
自家製の箱庭と遊具を
搬入した。

Amazonで購入した
無菌砂に二校の砂を加えたが、
底面の青色全面が隠れるには
やや不足していたので、
もすこし足す必要があった。

最初に砂を入れた時にできた形で、
まずは心象を製作してみた。

さしずめ、
『癒しの島』とでも
標題がつきそうたが・・・。

南の島の楽園風に
コテージが二棟建ち、
家族が二組、高台から
海を眺めている。

島はなだらかな丘陵と
険しい岩場のような二つの場に
スプリットしている。

まだ、始まったばかりで、
ひとりも病んだ生徒が来ていない
カウンセリング室で、
彼・彼女たちを
待っているかのような
SCの心象風景なのか・・・(笑)。

**

午後から、
仲良し二人のJCが訪れ、
さっそく、箱庭療法を開始した。

せっかくなので、
二人の共同作業をしてもらった。

タイトルは
ズバリ「心の中」だという。

左下の「退行」領域に
武器を持った戦士が置かれ、
毒林檎で倒れた白雪姫がいる。

希望は、
「ミトス(神域)」である上方に
ビー玉とカットグラスによる
「光のシンボル」や
海の上を走る新幹線が
置かれたことである。

きのうは、
新任カウンセラーとの
初体面だったので、
ひとりで来るのが憚られたらしく、
二人そろってきたが、
「心の闇」を語るには
独りずつ、じっくり話を聞かなくちゃ・・・
というSCの奨めに納得して
次回の予約を銘々してくれた。

セラピストの心構えが出来たら
クライエントがやってくる・・・
というのは、
【弟子の心構えが出来たら
 師匠が現れる】
という、
シンクロニシティック(共時的)な
現象である。

これは、
暗在系(内的・心的世界)と
明在系(外的・現象世界)との
「エンタングルメント(量子もつれ)」
のような現象で
「因果律」とは異なる、
「縁起律」とも言われる。



***

JCふたりが訪れたので、
室内のギターに目が留まり、
話題になったので、
サービスに
『ミッキーマウス・マーチ』を
サラッと弾いてあげたら、
満面の笑顔で拍手してくれた(笑)。

「こないだ、孫の誕生日の
ビデオレター用に練習したんだ」
と言ったら、
「いくつですか?」
と尋ねてくれたので
「4歳だよ・・・」
と、喜ばしく応えた。

孫の為に
一生懸命に練習した曲が、
図らずもJCたちとの
ラポール作りに役立つとは、
まさに、
【情けは人の為ならず】
である。

足台の搬入を忘れたので、
Amazonの砂袋のパッケージの
段ボール箱がちょうど
その代用になってくれた。

*

今朝方、
養老先生のコラムに、
これを「ブリコラージュ」という、
ことを知って、得心した。

なので、AIに、
もちっと詳しい解説を問うてみた。

元々はフランス語で、
「繕う」「ごまかす」を意味する動詞
「bricoler」に由来しており、
科学的な専門技術に対置される概念。

文化人類学者のレヴィ=ストロースは、
端切れや余り物を使って、
その本来の用途とは関係なく、
当面の必要性に役立つ道具を
作る行為を指した。

彼はこのような「野生の思考」を
近代以降のエンジニアリングの思考、
「栽培された思考」と対比させ、
ブリコラージュを
普遍的な知のあり方と考えた。

これは、
芸術分野でも用いられ、
様々な素材を寄せ集めて
新しい作品を作り出す手法として、
ジャンクアートやコラージュ、
アッサンブラージュなどが
ブリコラージュの一例である。

情報技術の分野では、
既存のシステムやプログラムを
組み合わせて
新しい機能を作り出す行為も
ブリコラージュと呼ばれる。

このように、
多様な分野で
創造性と機智を発揮するための
方法として、手元にあるものを使って、
その場で問題を解決したり、
新しいものを生み出したりする
プロセスを指す。

・・・との事である。
勉強になったなぁ・・・(笑)。



***

『ミッキーマウス・マーチ』は
サラリと弾けても、
練習中のヴィラ・ロボスの
『エチュード第7番』は
なかなかの難物で、
いまだに弾き通せていない。

それでも、
曲想の異なる
三つのパートに分けて、
それぞれを
文字通り技術習得のための
「練習曲」として
指の鍛錬に用いている。

ピアノ曲になぞらえるなら、
さしずめ、ショパンの
『革命』のエチュードの
レベルかもしれない。

急速下降スケール、
複雑アルペジオ、
激しいポジション移動・・・と、
上級レベルのテクニックの
鍛錬・錬磨には最適なのは
間違いないので、
それを信じて、こつこつと
向き合っている。

こういう練習を
丹念にしてこそ、
『ミッキーマウス・マーチ』を
気張らず鼻歌のように
弾けるようになるのである(笑)。



***

きのうは
手作りベントは
定番オカズの
ソーセージ・目玉焼きに
前夜に余った
焼き鳥(皮)であった。

好物ではないが、
必ず“ウメボシ殿下”を入れて、
「スッパッパ」と、
かの呪文を唱えるのを
常としている(笑)。



××××

【AI情報】

「ウメボシ殿下」とは、
藤子・F・不二雄によるギャグ漫画
およびアニメ作品の
『ウメ星デンカ』の主人公の愛称です。

この作品では、
故郷のウメ星が
爆発してしまったため
地球に逃れてきた
ウメ星国の王室一家が、
地球の平凡な一家に居候する
というストーリーが展開されます。

主人公であるウメ星の王子が
「ウメボシ殿下」と呼ばれており、
地球での様々な騒動を
描いた作品となっています。

作品は1969年に
テレビアニメ化され、
1994年には映画化もされています。

この作品の中で使われる
「スッパッパ」という呪文や、
壷型宇宙船から出てくる
様々な道具は、
後の『ドラえもん』の
「ひみつ道具」の原型になった
とも言われています。





 

 

 

 


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