Liu Xiang Tea Salon

「リュウシャンティーサロン」での中国茶・台湾茶のレッスンの様子、季節ごとのインテリアの設えなどを綴っています。

福建省茶の旅8〜泉州市安渓県〜鉄観音2

2019-05-29 | Tea Trip
最後の安渓は鉄観音づくしです。

茶摘み、萎凋、揺青3分を3回したあとの茶葉。青リンゴの香が強く感じられます。この30分後には青リンゴのような青さがなくなり熟した香に変わりました。



揺青は現代は3回、伝統製法は4〜7回もあります。



萎凋が終わる頃にはロンガンの香りに。



殺青してから初揉。



初揉した茶葉。



初揉した茶葉を包揉。



解塊しながら温干と揉捻を12-18回繰り返し、乾燥して完成です。




中国で最大規模を誇る八馬茶業を訪問。
鉄観音の由来は王説と魏説がありますが、八馬茶業は王説の後継だそうです。
ここでは美味しい茶葉料理を頂いてから、工場見学、資料館見学、お茶の試飲、百茶園をご案内いただきました。



茶葉料理、鉄観音生茶葉の天ぷら。



海老と鉄観音揚げ。
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100種類の茶樹を見学できる百茶園。



中国鉄観音の著者でもいらっしゃる林荣溪老師が鉄観音と本山の違いを解説くださいました。
鉄観音には蘭花の香があるが本山には無い。
鉄観音は少し曲がっていて厚いが、本山は曲がりは無く薄いとのこと。



鉄観音の母樹を訪れました。



鉄観音母樹



茶葉市場の茶都



大量の茶葉が並べられています。



最後は安渓茶学院の皆様と交流。




充実した8日間の福建省の旅でした。旅をアレンジしてくださった李自強老師とご一緒した茶友たち、心良く迎えてくださった方々に心より感謝申し上げます。

福建省茶の旅7〜泉州市安渓県〜鉄観音1

2019-05-29 | Tea Trip
海抜1200mの勝雲峰から眺める風景は、茶畑と折り重なる山の尾根が美しかったです。



安渓の茶畑の風景





茶樹が草木や雑草と共存する生態有機茶園。



赤土の土壌



118段の階段を登って勝雲峰の頂上へ。



下りは大理石の滑り台で滑って降りるの!この大理石、滑りが良くて最高に面白いかった🤣



二つ目の峰には床がガラスになった展望台が。



展望台の床は全てガラスです。



ここからの眺めも心地よかったです。





夜は鉄観音ビールで乾杯。このビールを作っている社長さん自ら差し入れて下さいました!



生態有機茶園や工場、宿泊施設も併設された国心緑谷。



二日目は、日の出を見ようと朝5時に外に出ましたが、すでに日は顔を出していました。それでも朝日が空に映えて美しかったです。



折り重なる山々の尾根が水墨画のよう。