本日(2012/06/04)午前中の事。
以前、弊社よりパソコン機器を購入いただいたお客様から相談の電話がありました。
「電話会社の方が工事をしたら、
インターネットが使えなくなっちゃたんだけど」
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元々お客様の回線環境はこの通り
・NTT東日本 フレッツADSL
・NTTグループの有名プロバイダ
・無線ルータ経由で無線LAN接続
経緯をお聞きするとなんとも困った光回線の勧誘を鵜呑みにしてしまったようです。
勧誘業者 :東電を名乗る営業
勧誘の回線:ひかりone?auひかり? (旧名 TEPCOひかり)
勧誘の文句:
「お客様の電話基本料金が無料になります。
ということは、約2000円安くなるんです。」
ご堪能ではないお客様、「安くなる」を信じて工事を許可。
なお、勧誘業者からお客様の回線環境の確認は特になかったそうです。
本日光工事に来た作業員の対応は下記の通り。
「光終端装置のみの設置」
「光コースへのプロバイダの契約変更はお客様責任」
「光対応のブロードバンドルータはお客様で用意」
「無線LANの機器用意も設定変更もお客様責任」
元々御堪能ではないお客様、
工事後に言われてもわけがわかりません。
その結果、今回の事態になったわけです。
・電話だけは通じる。
・プロバイダ契約は以前のままなので今回の光回線では使えない。
当然、ルータの設定もできるわけがない。
・勝手に既存無線ルータを取り外され、無線LANもダメ。
インターネットを利用した業務はストップです。
これは、回線会社は異なれど下記事例と同様です。
・2012.05.07 これは卑怯じゃないかな?という電話回線の勧誘 「あなたの電話基本料が無料に」
いや、結果が発生してしまった分、もっと悪いと言えますね。
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今回の回線変更の件、弊社には一切の責任はありません。
急ぎの事例でもあり、
「勝手なことをした東電を名乗る営業に連絡をとり、一刻も早く旧ADSLへ戻させるべき」といったアドバイスをするしかありませんでした。
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現状がフレッツADSLなら、フレッツ光への変更は大きな月額料金の差もなく、多数のメリットが受けられます。
しかしお客様のことを考えない悪質な勧誘が横行しているのが問題です。
この手の勧誘、インターネットを一切利用していない老人家庭などにも多数行われているのでしょうね。
未だに相手が堪能ではないことを承知の上で、こんな悪質な光勧誘をおこなっている業者がいます。
「光にしないと電話が使えなくなりますよ」
→ 過去、南房総市丸山地区等の電話しか使っていないご老人から弊社に相談事例あり。
「電話料金が無料になります」
→前述事例
「通話料が安くなるんですよ」
→IP電話勧誘の含め事例多数。特にSoftbank系勧誘業者。
現代において、光回線は良いものです。
しかし勧誘業者のモラルが非常に気になりますね。