今月もきました!
自動で行われたWindowsUpdate後に、ネットワークプリンタ(共有プリンタ)が使えなくなる問題!
今回のパッチ番号は下記です。
・2021-10 Windows Server 2016の累積更新プログラム(KB5006669)
どうやら昨夜自動インストールされたようですね。
----
先月、お客様の複数拠点で、WindowsServer2016でプリンタ共有を行っている環境で、ネットワークプリンタが利用不能になる現象がありました。
【過去記事】2021年09月の月例WindowsUpdateでネットワークプリンタ利用不能
これの原因と回避策が知れ渡ったのは、9月の下旬でしたね。
先日(10/13)、2021年10月の月例WindowsUpdateが配布。
最近のWindowsUpdateのパッチは「累積更新プログラム」方式なので、回避策をとっていない拠点は今後も発生する可能性があるなと思っていたら、まさに今日の朝一で発生連絡が。
今回もこちらで紹介されているレジストリ設定で回避対応をやってきました。
ニッチなPCゲーマーの環境構築Z- KB5005565に印刷ができなくなる不具合。対処方法あり
https://www.nichepcgamer.com/archives/kb5005565-printer-problem.html
文中の「対処方法B: レジストリを設定」の項目
(前述はWin10のためのものですが、状況的に同じ要因と推測)
①下記レジストリを追加し「0」を指定
【キー】HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Print
【DWORD】RpcAuthnLevelPrivacyEnabled
【値】『0』
②レジストリ設定を反映させるためにWindowsServer2016機を再起動
これで済みました。
-------
補足として、お客様の環境
・イントラ回線。 インターネット接続不能
・複数拠点をVPN接続
・各拠点はWindowsServer2016でプリンタ共有
・クライアント:主にWin10だがOS-Verはイントラなので古いまま(例 Ver.1609)
・イントラ上流にWSUSあり(弊社では管理していません)
9月事例でのプリンタ利用不能の原因は、各拠点のWindowsServer2016に対し、WSUSで下記が配布されたことでした。
・2021-09 Windows Server 2016の累積更新プログラム(KB5005573)
この中にはパソコン・サーバ間でプリンタ共有をしあう仕組みのセキュリティを強める修正が入っていました。
Microsoftの想定としては、プリンタを共有するサーバ役側、利用するクライアント側の双方に 2021年9月(以降)の月例WindowsUpdateが行われていれば問題ないものです。
しかしお客様の環境は、クライアントのWindows10のバージョンが古いため2021年9月(以降)の月例パッチは適用できません。
※インターネット隔離イントラです。
サーバのみ一方的にプリンタ共有しあう仕組みのセキュリティが強くなったため、ネットワークプリンタ利用不能になったわけです。
クライアントPCのWindows10のバージョンを上げるのは費用的にも手間的にも、ハード性能的にも困難。
依頼があれば、地道にサーバに「RpcAuthnLevelPrivacyEnabled」のレジストリ設定で予防&回避をしていくしかないですね。
自動で行われたWindowsUpdate後に、ネットワークプリンタ(共有プリンタ)が使えなくなる問題!
今回のパッチ番号は下記です。
・2021-10 Windows Server 2016の累積更新プログラム(KB5006669)
どうやら昨夜自動インストールされたようですね。
----
先月、お客様の複数拠点で、WindowsServer2016でプリンタ共有を行っている環境で、ネットワークプリンタが利用不能になる現象がありました。
【過去記事】2021年09月の月例WindowsUpdateでネットワークプリンタ利用不能
これの原因と回避策が知れ渡ったのは、9月の下旬でしたね。
先日(10/13)、2021年10月の月例WindowsUpdateが配布。
最近のWindowsUpdateのパッチは「累積更新プログラム」方式なので、回避策をとっていない拠点は今後も発生する可能性があるなと思っていたら、まさに今日の朝一で発生連絡が。
今回もこちらで紹介されているレジストリ設定で回避対応をやってきました。
ニッチなPCゲーマーの環境構築Z- KB5005565に印刷ができなくなる不具合。対処方法あり
https://www.nichepcgamer.com/archives/kb5005565-printer-problem.html
文中の「対処方法B: レジストリを設定」の項目
(前述はWin10のためのものですが、状況的に同じ要因と推測)
①下記レジストリを追加し「0」を指定
【キー】HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Print
【DWORD】RpcAuthnLevelPrivacyEnabled
【値】『0』
②レジストリ設定を反映させるためにWindowsServer2016機を再起動
これで済みました。
-------
補足として、お客様の環境
・イントラ回線。 インターネット接続不能
・複数拠点をVPN接続
・各拠点はWindowsServer2016でプリンタ共有
・クライアント:主にWin10だがOS-Verはイントラなので古いまま(例 Ver.1609)
・イントラ上流にWSUSあり(弊社では管理していません)
9月事例でのプリンタ利用不能の原因は、各拠点のWindowsServer2016に対し、WSUSで下記が配布されたことでした。
・2021-09 Windows Server 2016の累積更新プログラム(KB5005573)
この中にはパソコン・サーバ間でプリンタ共有をしあう仕組みのセキュリティを強める修正が入っていました。
Microsoftの想定としては、プリンタを共有するサーバ役側、利用するクライアント側の双方に 2021年9月(以降)の月例WindowsUpdateが行われていれば問題ないものです。
しかしお客様の環境は、クライアントのWindows10のバージョンが古いため2021年9月(以降)の月例パッチは適用できません。
※インターネット隔離イントラです。
サーバのみ一方的にプリンタ共有しあう仕組みのセキュリティが強くなったため、ネットワークプリンタ利用不能になったわけです。
クライアントPCのWindows10のバージョンを上げるのは費用的にも手間的にも、ハード性能的にも困難。
依頼があれば、地道にサーバに「RpcAuthnLevelPrivacyEnabled」のレジストリ設定で予防&回避をしていくしかないですね。