遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

木曽駒ケ岳・将棊頭山(中央アルプス) 2013-08-17

2013年08月24日 | 5.中央アルプス

木曽駒ケ岳・将棊頭山(きそこまがたけ しょうぎがしら山) 2956m 2730m 天気:晴れ

 今日も会社の相棒と出かける。「中央アルプスへ行こうか」と誘うと、「宝剣岳には興味は無い。コマクサが見られて人が少ないところが良い」という贅沢なリクエストを言う。まかせなさぁい、そぉ言うのならば行きましょぉ「将棊頭山」。帰りの登りでへばっても知りませんけどねぇ。。おっと、かめさん、へばるのは自分の方じゃないのかな・・。

 ↓4:45。長蛇の列。二列に並んでちょうだ、い。

 自宅を前日の9時に出発して菅の台には0時過ぎに到着。車中で相棒と抱き合って仮眠(ウソです)の後、4時起床でバス待ちの列に並ぶ。早起きのかいが有って2番バスに乗れた。

 ↓ロープウェイも2番

 

 居眠りする間もなくあっという間に6時過ぎには千畳敷に到着。展望デッキから振り返れば青い空に南アル、、あれれっ、空が白いなぁ。

 ↓伊那谷は雲海、の上にも雲が・・・

 

 青空が見えない。空が白くて空気も冷たい。ヤッケを着て出発する。千畳敷はウメバチソウやアキノキリンソウが咲き、チングルマは全部実になっている。下界は猛暑だが、ここはもぉ、秋だなぁ。。

 ↓カールと万歳好きな相棒

 八丁坂に取り付く。さすがに未だ人は少ない。今日はトレーニングじゃなくて日帰り装備なのだ、が、とっても眠くて、すぃすぃとは登れない。ここからはハクサンイチゲとシノノキンバイの混ざったお花畑が見事だ。チシマギキョウとトリカブトは濃い青色でアクセントを付けている。

 ↓トリカブトと千畳敷

 乗越浄土に登りつけば木曽側の上空には青空が見える。北アルプスが見えるかもしれない。ご要望通り宝剣岳はパスして中岳に急ごう。

 ↓乗越浄土。

 ↓中岳から宝剣

 

 中岳からは木曽駒の馬の背尾根の向こうに槍穂・常念から遠くは白馬だろうか、北アルプスがどっど~んと見えている。

 ↓どっど~んっと。

 中岳から鞍部に下る。鞍部からは八ヶ岳がきれいに見えている。テン場には数張りのテント。出発準備中のパーティも数組み見られる。

 ↓中岳から木曽駒ケ岳

 鞍部から木曽駒ヶ岳へ少し登ると、道脇に赤いコマクサが咲いている。大きな株にはたくさんの花がついているが、残念ながら終わった花が多い。もう一つの株は小さいが、きれいな花をつけていた。

 ↓赤いコマクサ

 鞍部から少し上の巻道を入り木曽頂上小屋へ向かう。道脇にはすぐにコマウスユキソウが見られる。巻き道は岩がちだが良い道が通っており、5分も進めば御嶽山と山小屋が見えてくる。

 ↓巻き道から御嶽山と木曽頂上小屋。

 分岐から10分で木曽頂上小屋の裏手に出る。ここには管理されているコマクサの群生地が有る。すぐに目に入ったのは白いコマクサだ。白いコマクサは数株が見られる。ピンクのコマクサは斜面の上の方まで群生している。ここはコマクサの株の密度が濃く花が多くて見応えがある。

 ↓白花のコマクサ

 小屋の脇を通って前に回り、木曽からの登山道に出たら駒ケ岳の山頂へ向かう。小屋の上からは、御嶽山から槍穂まで素晴らしい展望が開ける。景色を振り返りながら歩いても小屋から10分で山頂の鳥居の前に到着する。

 ↓駒ケ岳山頂 8:50

 

 山頂の裏手で一服するが、山頂はすでにすごい人出になっている。標識前の記念撮影は順番待ちだ。

 ↓山頂。山頂からのパノラマ

 先は長いので一服したら出発しよう。馬の背尾根は濃い緑が綺麗だ。右下に濃ヶ池が、尾根のはるか先に将棊頭山が見える。「遠いっすね」と相棒。帰りの最後の登りが楽しみだよ。(どMかっ)。

 ↓馬の背尾根。右下に濃ヶ池 振り返れば

 馬の背尾根に入れば行きかう人は激減する。足元にはコマウスユキソウそしてウサギギクの群落、トウヤクリンドウは花を開いて虫達を招き入れている。馬の背尾根は、右下に濃ヶ池をみてからどかんと下れば濃ヶ池の分岐に着く。標識には「巻き道は12本が無ければ通過できないよ」と書いてあるが、ヤマレコで問題無く通過できると書いてあった。ITってすごいね。

 ↓濃ヶ池分岐

 伊那谷側からは入道雲が上がって来ている。午後の天気がチョッと不安だが、木曽側にはまだ青空が見える。分岐から将棊頭山へ向かうと遭難記念碑が有る。

 ↓遭難記念碑

 遭難記念碑から少し登ると水平な道になり、直ぐに将棊頭山への分岐が有る。分岐の先には天水岩。今日は少なかったがしっかり水が残っている。

 ↓天水岩

 天水岩から少し先が将棊頭山の山頂だ。2パーティ数名が休んでいたが、すぐに出発して我々だけの山頂になった。

 ↓将棊頭山

 山頂で昼食。ふと気がつくと、山頂の周りを沢山の猿が取り囲んでいる。群れが伊那側から木曽側へ尾根を越えていく様だ。しかし、中央アルプスは猿が多いね。

 ↓猿は去る。つまらないギャグはスルーするぅ。

 

 昼食後は西駒山荘に寄ってから帰ろう。西駒山荘手前のなんでもない登山道でコケてしまった。頭っから地球に思いっきりダイブしたが、幸いけがも無く事なきを得たが、なんでも無い場所が危ないって確かにそうですよ。気をつけましょう。西駒山荘の周りにもコマクサが管理されているが、ここのコマクサは赤い花のコマクサばかりだ。マイ土産に水場で水を汲んで帰ろう。

 ↓西駒山荘再建のレンガ運びのイベントが有るそうです。

 濃ヶ池からの巻き道は雪渓も消えており問題無く通過できた。最後は駒飼の池から楽しく登り返して乗越浄土へ戻る。千畳敷へ下ったらもう4時だ。整理券は2時間30分待ち。夕方の千畳敷は震えるほどの気温になった。帰りのロープウェイは6時15分、ラストから3番目だった。

  TIME

菅の台(5:05)=千畳敷(6:25)-乗越浄土(7:30)-中岳-(8:30)木曽頂上小屋(8:40)-(8:50)木曽駒ケ岳(9:05)-濃ヶ池分岐(10:25)-(11:15)将棊頭山(12:05)-西駒山荘(12:35)-濃ヶ池分岐(13:15)-濃ヶ池(13:40)-駒飼の池(14:30)-乗越浄土(15:20)-(15:55)千畳敷(18:15)=(19:15)菅の台


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