アルジェリアで犠牲になった方々の
ご遺体を乗せた特別機を
燃えるような、大きな朝陽が迎えていました。
あんなに美しくて悲しい朝陽を見たことがありません。
あの光景をご遺族の方々は、どんな気持ちでご覧になっていたのか…。
この二日間、ニュースを見るたびに考えていました。
一番若い技術者の木山さんには5年前に結婚した妻がいて、
昨年、第一子が誕生したばかりだった
そうです。
人質として唯一人、木山さんの音声が放送された時、
誰もが皆、大丈夫そうだ、良かったと安心したものです。
ご家族も、きっと帰ってくると信じて待っていたに違いありません。
それが、こんな悲惨な結果になるなんて、誰が想像したでしょうか…。
事件の経緯が少しずつ解明されてきて
わかったのは、
日本人を人質にする事が最初から
目的だったということ。
そして、アルジェリア政府軍は
人質より天然ガスプラントを守る事を
選らんだということ。
日本の企業が、海外進出するには、
これほどまでのリスクを覚悟して出て
行かなければならないという事を
こんなに大きな犠牲を払わなければ
知り得なかった事自体、
とても口惜しい思いでいっぱいです。
清水由美
ご遺体を乗せた特別機を
燃えるような、大きな朝陽が迎えていました。
あんなに美しくて悲しい朝陽を見たことがありません。
あの光景をご遺族の方々は、どんな気持ちでご覧になっていたのか…。
この二日間、ニュースを見るたびに考えていました。
一番若い技術者の木山さんには5年前に結婚した妻がいて、
昨年、第一子が誕生したばかりだった
そうです。
人質として唯一人、木山さんの音声が放送された時、
誰もが皆、大丈夫そうだ、良かったと安心したものです。
ご家族も、きっと帰ってくると信じて待っていたに違いありません。
それが、こんな悲惨な結果になるなんて、誰が想像したでしょうか…。
事件の経緯が少しずつ解明されてきて
わかったのは、
日本人を人質にする事が最初から
目的だったということ。
そして、アルジェリア政府軍は
人質より天然ガスプラントを守る事を
選らんだということ。
日本の企業が、海外進出するには、
これほどまでのリスクを覚悟して出て
行かなければならないという事を
こんなに大きな犠牲を払わなければ
知り得なかった事自体、
とても口惜しい思いでいっぱいです。
清水由美