声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

嫌われもの

2013-01-10 20:04:05 | 自衛官時代の想い出
自衛官だった話をすると

「自衛隊ではモテたでしょ?」
と笑いながら訊く人がいます。

確かに、男女比で言えば圧倒的に
男性が多いワケですので、外から見れば、そんなイメージもあるでしょう。

でも、極端に男性の数が多いという事が、「嫌な部分」
を見てしまう機会を多くしていると
言うのも事実です。

管理隊で暮らす女性隊員の陸曹クラスに独身者が多いのも、頷けます。


私の所属していた音楽隊は吹奏楽ですから、
歌う時はマイクが必需品です。

ミキサーは、
バックの演奏と歌のバランスや音質を調整する大切な役割を担っています。

当時のミキサーは、
Tニ曹という30代半ばの
男性隊員が担当していましたが、

残念ながら私は、この隊員とは特に
相性が悪かったようです。


どこの世界でもそうですが、
最初に「生意気なヤツだ」と思われてしまうと、
徹底的に無視されるか、いじめられるか…というパターンが多いですね。

調整をお願いしようと、

「あのう、お願いがあるんですが…」
とTニ曹に話しかけても、

目をそらし、顔も見ないどころか、
何も応えずに、後ろにいる隊員の方
を振り向き、全く別の話を始めたり、

私が挨拶をしても、答えないのに
他の女性隊員には、
「Mちゃ~ん」と猫なで声で呼んで
親しそうに話しかけるのも、

何だか、とてもわざとらしく感じられる事もありました。

Tニ曹には、二年間、徹底的に無視され続けました。(~_~;)

直接、悪口を言われるのは、まだいいほうで、
無視する行為は陰湿なイジメだと私は受け取りました。

もちろん、親切な隊員達もいましたが
私には、T二曹と親しい隊員は全員が敵
に思えたものです。

30年経った今でも、
その事が心の奥にシコリとなって残っていて、
思い出すと辛くなります。 (-。-;


最近のNHK朝の連ドラ「純と愛」を見ていると、
主人公の純が勤務先で無視され続けているシーンがあります。


若い頃の私は、純と同じように
言いたいことをズバズバ言うところが
ありました。

気の合わない人からみれば、
身の程知らずの生意気で目障りな存在だと思われていたに違いありません。


しかもKYで、やたらと正義感が強いというのも主人公の純と一緒です。(~_~;)


そこが、Tニ曹にとって、
きっと、我慢できなかったんでしょうね…。

今になってみると、
嫌われた理由に納得できる部分もあるのですよね。



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