コロナ禍によっても、露呈してきたし
ウクライナ侵攻でも、露呈してきた。
自国の生産品の部品を、例えば、中国に依存しているため
製品が完成できない。
と、いうことが、起きている。
この原因はどこにあるかといえば
儲けたいから・・ということになる。
中国で、作らせておけば
安く入手できる・・ということになる。
自国で作れば、部品一つがバカ高くなって
儲けが薄くなる。
労働賃金や物価の違いというこの差額が
何万台という製品に跳ね返ると
部品一つの差が10000円だとしたら
1億の利益がなくなる。
儲けたいからこそ、事業は繁栄していき
国力になっていくはずなのだが
いざとなったら、自国で賄えないたった一つの部品のせいで、
製品が作れなくなる。
そして、いざ、自国で作ろうとすれば
改めて設備投資・・・など、莫大な出費に二の足を踏んでしまう。
コロナの最初のころも
部品がなくて・・と大騒ぎして
かれこれ、2年もたってから
ウクライナ侵攻で、またも、同じことが起きているのに
まだ、中国に工場をたてようとするし・・・
あげく、中国のゼロコロナ政策で
工場が稼働せず、またも、生産中止。
今回、
ニュース(社説)で・・・
「来るべき中米大戦に備えて」
と、いう軍事方向の記事がでていたけど
否が応でも、日本が間に立たされる(挟まれる?)時に
防衛のための武器(防具というべきか)を作ろうとしても
ーあの~~、すみません、日本は米国側なので
もしもの時には、中国を攻撃せざるを得なくなりますが
防衛武器の、あの部品売ってくださいねー
ーはいはい。了解ですよー
な、馬鹿なことは起きるわけはなく
防衛武器がなくて、防衛できませんでしたとさ ー終ー。
と、なる。
ロシアへの依存をなくそうと
各国エネルギー転換を図り始めたが
その根本的な考えがおかしいと思う。
一見、同じことに見えるが
ー依存をなくすためー
でなく
ー自立するためー
な、はずであると思う。
ウクライナが感謝の意を表さなかったともめている方もいるが
依存しまくりの日本を考えると
ロシアから攻撃されて(軍事的でなくても)
対抗できない状態で
何かあったら、ウクライナ支援国のお荷物・足手まといになるかもしれない。
そんな状態の日本であることを
自覚したら、
感謝してくれ・・なんて、
そりゃあ、あつかましいんじゃない?
それよりも、
自立できるようにする。
何かあっても、自国で賄える。
という、富国にならなければと思う。
ところが、
もう20年以上前から言われてきていた
「資本主義の落とし穴」にはまって
利潤追求のあまり
国力衰え・・・。
挙句、貧富の差・・二分化が起きていながら
自国の経済活性のために「職場」を作ることが
おろそかになり・・・
物づくりがうすくなり
付加価値追従-例えば、銀行の利子とかー
実際に生産されるものがない形の利潤が、
繁栄してしまう。
そんなものは、
なにかあったら、がたがたとくずれてしまうわけで・・・
実際に「もの」がないと、気づいた時には
どこかの属国・植民地になってしまいかねない。
資本主義の見直しは、
もう少し、後になるだろうと思っていたが
今、すでに問われ始めているといってよいだろう。
むろん、社会主義に変えろとか
と、いう意味でなく
まず、自立した地盤づくりをかんがえなければならないということであって、
さっこん、いわれていた言葉で言えば
地産地消のサイクルを実現しないと
依存を生み出す、利潤追求によって
国は内からほころびていくのではないかと思えて仕方がない。
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