『ありがち日記』

道尾秀介『風神の手』

温かい気持ちと切ない気持ちが半分ずつ…


ストーリー:
遺影専門の写真館「鏡影館」。その街を舞台に、男子小学生から死を目前に控えた老女まで、様々な人物たちの人生が交差していく――。
数十年にわたる歳月をミステリーに結晶化する、技巧と世界観。朝日新聞連載の「口笛鳥」を含む、道尾秀介にしか描けない、その集大成といえる傑作長編小説。

ささいな嘘が、女子高校生と若き漁師の運命を変える――『心中花』
まめ&でっかち、小学5年生の2人が遭遇した“事件”――『口笛鳥』
自らの死を前に、彼女は許されざる“罪”を打ち明ける――『無常風』
各章の登場人物たちが運命にいざなわれて一堂に集う――『待宵月』 
(朝日新聞出版:風神の手

4つのストーリーそれぞれ主人公は異なるけれど、遺影専門の写真館がある街が舞台となっています。そしてそれぞれの人物たちの人生も交差していくのですが…最終的にすべての伏線が回収されて、関係者が一堂に会することになるのです。

こんな偶然が重なるもんだろうか?

でも、自分が生まれてから今後進む道にしても、どこかで誰かが起こした偶然から始まっているのかも…。それを風に例えているラスト部分が印象的でした。タイトルが謎だったけど、何となく繋がったわ。

個人的には、まめ&でっかちの「口笛鳥」が好きかな。

少々ボリュームもあり、連休中には読み切れなかったものをこの週末で読み終えました。外は天気が良く暖かいので、本を読みながらそのまま寝落ちしてたりもしましたが…😅たった2日仕事しただけで疲れたのに、明日から1週間持つかな?頑張ります…!

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