「タイピスト」のロマン・デュリス、そしてオドレイ・トトゥ。
そして、スチールに漂う独特の雰囲気に惹かれての鑑賞。WOWOWにて。
期待通り、美しい色彩と独特の世界観には満足。
ただし、逆にこれが苦手とか合わないとかいう人もたくさんいそうだな。
私なんかは、いかに普段から常識にとらわれ過ぎてるかって実感。
こんなに豊かな発想でものづくりしたり、想像できる人が羨ましいとすら思う。
ストーリーは次第に重く暗いものに変化していくのだけど、
それに伴って、最初はあんなにカラフルで楽しい世界も、暗く、残酷なものに変わっていく。
主人公たちの気持ちと比例しているかのよう。
そして、そのまま映画が終わっちゃう…。
悲しく救いのないお話で、虚しさ、不思議な余韻だけが心に残る。
だからと言って、つまらない映画だった…とは言えないし、
ちゃんとその世界に入っていたからこそ、こんな気持ちになっちゃうんだわ~って思うことにした。
キャストについては、特に言うことなし。
いつまでも若い印象のオドレイも、そこそこお歳なのだね。可愛さは変わらないけど。
ロマン・デュリスも、やっぱりタイプじゃないけど、味のある人。←褒めてるよw
脇役の方たちも面白いねー。
フランス映画もたまにはいいかな。
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