「アベンジャーズ エンドゲーム」のショックをまだ何となく引きずっている中で、MCUのフェーズ3を締めくくる本作。締めくくりであると同時に、次の世代につながる重要なストーリー。アイアンマンであるトニー・スタークに見出され、未来、そしてアベンジャーズを託されたスパイダーマンことピーター・パーカーの、葛藤や成長を重くなり過ぎずに描いていました。
あらすじを。
夏休みに学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かけたピーターの前に、元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリーが現れる。一方、ヨーロッパの各都市をはじめ世界各国には、炎や水など自然の力を操るクリーチャーが出現。世界に危機が迫るなか、ニックは「別の世界」からやってきたという男ベックをピーターに引き合わせる。 （映画.com）
トム・ホランドくんのスパイダーマンは2作目。アベンジャーズにも出ているから一瞬わからなくなりそうでした😅 相変わらず高校生の青春真っただ中にいる若きヒーローという感じで、世界を守るというよりは、旅行中に好きな女の子に告白するぞ！という計画を立てることがまず優先なのね。なんかこういう初々しい姿が応援したくなるというか、見守りたくなるというか、トムホくんのキャラクターによるところもあるんだろうなぁと思います。
今回ヒーローとして登場するベック（ジェイク・ギレンホール）が、いい味を出しています。っていうか、ジェイク・ギレンホールうますぎるわ！頭がよく野心的で卑怯な内面を隠しつつ、頼りになる兄さんって感じで近づいてくるなんて。どことなく謎めいていて本当に信じていいのだろうか？と思わせるような雰囲気も滲み出ていて、そんな複雑な役を演じられるのはジェイクだからこそって思うのです。
ベックとの闘いなどアクションシーンでは、目まぐるしく変化する映像が素晴らしくて、観客も一緒に騙されている感覚が味わえます。ああいう体験は映画館で観るからこその面白さかも。控えめに言って、最高でした～。
ピーターの周りの人たち、とりわけ友人たちやメイおばさんとの関係性も少しずつ進展していましたねー。スパイダーマンの正体を知って、彼ら彼女らなりに応援してくれているのが微笑ましいし、愛おしい関係性ですわぁ。あ、あとハッピー（ジョン・ファヴロー）！！何なの可愛すぎるんですけど！！最初のアイアンマンを監督した彼が、スパイダーマンを見守る役ってもう、、、最高ですね、MCU。
最後は「えぇーーーーーっ！？」というところで終わりましたが、スパイダーマンの運命は…どうなってしまうんでしょうね。もう今から次が観たくて仕方ありません。エンドゲームで沈んでいましたが、アイアンマンやキャップのことを忘れたわけじゃないってこともわかるストーリーだったし、次のフェーズに向けて伏線を仕込んで終わった本作は良くできていました。
もちろん本作もエンドロール後の映像がしっかりあります。やっぱり何組かは出て行っちゃうんですよねー。今日見たカップルなんて、男性がさっさと歩いて行っちゃって、後ろから女性が暗い中を足元おぼつかない感じで一生懸命追いかけていて、「（わー…ないわー）」って思ったのでした。でもスパイダーマンって中学生くらいの男の子たちも友達同士で観に来ていたりして、いいなぁって思います。若いっていいな～(笑)
