追いかけっこ

ものすごく強い向かい風の中、チャリで帰宅。

途中、向かいから自動車、そして歩行者がいるのでスピードを落として慎重に走ったんだわ。
そろーっとね。

歩行者追い越して、自動車ともすれ違ったんで、「よっしゃ！行くぜョ！」と
勢い良くこぎ出した途端！！！

脇からす～っと私を追い越そうとするオッサンあり。

「おいっ！っざけんなっ！」

私は何事もなかったかのようを装い、いつものスピードでガンガンこいだ。
そのまま、しばしオッサンと並走。

さすがにあっちも追い越しかけたんだし、格好もつかないし、さらにスピードを上げて
私を追い越そうと必死だ。

そうはいかないがな、オッサン！！

こっちもスピードを上げる。
並走が続く。
ちなみに、かなりの強風、向かい風だということを忘れちゃいけない。


と、ここで、ふと我に返って、道ぐらい譲ってやるくらい心が広くなきゃと思った。
だからオッサンを前に行かせてあげた。あ・げ・た。

でも、これで済むと思うなオッサン！！

3mくらいかな、気配が感じられるくらいの距離を保ち、後ろからついて行った。
だって同じスピードだし。

坂道も常に3mで。

信号が変わりそうだ、急げ！！の時も、3mの距離を保ち、後ろからついて行く。
オッサン、やっぱり気配を感じるのか、時々後ろを振り返る。

後ろなんか見てる暇ないぜ、オッサン！

ぶいーーーーん！！！！！


これ、本当の話。