Dog's discipline
愛犬を多くの人に紹介しよう!
家族以外の人には気を許さず、他人が近付くと逃げる、怯える、という行動をとる犬を見たことはないでしょうか。
このような犬に、なおも無理に近付いた場合には、恐怖のあまり咬みつくということもあります。
人になつかない犬と暮らすのは、犬にとっても、家族にとっても不幸なことです。
散歩中に「かわいい!」といって寄ってきてくれる人に、いつも不安をもって対応しなければなりません。
さらにもっと重要なことは、愛犬が病気になり動物病院に連れていったとしても、他人=獣医さんにさわられることを嫌うようでは治療に支障をきたすという点です。
このような犬に成長させないためには、仔犬のときになるべく多くの人に会わせることが大切です。
人になれさせる、犬になれさせる、他の動物になれさせる、物になれさせる、環境になれさせる…。
この社会化にとってもっとも重要な時期が、生後3週齢から13週齢(約3ヶ月)の社会化期です。
まったくの赤ん坊である新生児期が終わり、仔犬が周りの世界に興味を持って活動するこの期間に、他の犬や人を受け入れ、楽しく一緒に過ごせるように学ばなければならないのです。
その社会化期のうち3週齢から8週齢まで、通常仔犬はブリーダーさんの家で過ごしますが、その後の残された5週間は、新しい家族が社会化の仕事を受け継ぎます。
家族が協力して必ず完了しなければいけないことは、仔犬の人に対する社会化です。
それも男性、女性、子供、高齢者など、あらゆる人に対して友好的になる必要があります。
公園やドッグランなど、人が集まる場所に仔犬を連れて行って仔犬に触ってもらうことはできません。
私の秘策は、犬幼稚園を有効活用します。