Dog's discipline
どうして他の犬と仲良くできないの?
道で他の犬を見るとそれに挑戦するように吠えたり、近づいてきた犬に飛び掛ろうとしたり…。
犬付き合いが苦手な愛犬の悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
このような犬の場合、生まれつきの性格が原因となっていることはあまりなく、ほとんどの場合社会化不足です。
生後3週齢から13週齢までのいわゆる「社会化期」に、外の世界からの刺激にあまりさらされていなかった仔犬は、成犬になっても神経が過敏ですぐに過剰反応しやすい性格になってしまうことが多いのです。
そのような問題を抱える成犬が、再び社会化期をやり直すわけにはいきません。
日々「他の犬に会ったらどうしよう」とびくびくしながら散歩をしている方は、どのようなことをすればよいのでしょうか。
他の犬に対して攻撃的になる犬を連れている飼主が第一に考えなければならないことは、「ケンカをさせないこと」です
。
当たり前のように感じるかもしれませんが、解決を急ぐあまり無理に他の犬との接触を試みてケンカに発展してしまうことが非常に多いのです。
犬は非常に攻撃能力の高い動物ですので、接触するやいなや瞬間的に相手に致命傷を追わせる「ひと咬み」をしてしまうこともあります。
それはとても人間が制止できるようなスピードではありません。
ですから絶対にあせって矯正をしようと思わないことです。
道で見知らぬ犬と出会ったら、まずはケンカを回避するための行動をとりましょう。
自分の犬が攻撃的な性格だと知っているのであれば、
たくさんの犬が散歩にいきそうなコースや時間帯を避けること
犬を見つけたら、近寄っていかないこと
どんな場合でもリードを外さないこと
など、絶対にケンカをさせない手立てをとりましょう。