「Sandy Bridge世代プロセッサ搭載のMacBook Airが間もなく登場との噂」らしい。
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/04/07/098/index.html
HardMacによれば、MacBook Airで採用される可能性のあるSandy BridgeプロセッサはCore i5-2537Mで、プロセッサの動作クロック周波数自体は1.4GHzだが、Turbo Boost時の最大クロックが2.3GHzまで引き上げられる。さらにHyper Thereading Technology (HTT)にも対応するため、2コアながら最大4スレッドまでの同時処理が可能だ。FSBもCore 2 Duo世代の800MHzから1,333MHzまで引き上けられるため、全体に処理速度向上が見込める。MacBook AirはSSD搭載で体感速度が大幅に向上しているが、一方でプロセッサの処理能力不足に不満を持つユーザーも多く、もしこれが実現するのであればこれは大きな飛躍だ。
だがCore i5-2537MのTDPは17Wで、現行のCore 2 Duo SU9400の10Wに比べると大幅に高くなる。ただしHardMacによれば、現行モデルで外部GPUとして使用しているNVIDIA GeForce 320MをSandy Bridge内蔵のGPU機能で置換することで、このTDPのギャップを埋めることが可能だという。GeForce 320Mとモバイル向けSandy Bridgeに内蔵されているIntel HD Graphics 3000ベースのGPUでパフォーマンスがどう変化するかは現時点で不明だが、CPU側のパフォーマンスが大幅に引き上げられることになるため、トータルでみればユーザーのメリットになる可能性が高い。
なお、現行のMacBook AirではSU9600という1.6GHz駆動の上位版プロセッサをBTOで選択することが可能だが、今回話に上がっているSandy Bridge世代のMacBook AirではCore i7-2657Mが選択される可能性が高いようだ。このプロセッサの動作クロックは1.6GHzで、Turbo Boost時の最大クロックは2.7GHz。GPUの動作クロックも強化されているため、全体的なパフォーマンスの向上も期待できる。TDPもi7-2537Mと同じ17Wで、Fudzillaによれば2011年第2四半期中のIntelからの出荷が見込まれる。HardMacはこの両プロセッサを採用する最初の製品がMacBook Airになる可能性を挙げており、それが正しければ比較的近い時期にMacBook Airがリニューアルされるということになりそうだ。
ということだがパフォーマンスの向上はとてもうれしい限りだが、短めのバッテリー駆動時間がさらに短くなってしまうのでは無いかと危惧しています。