防府読売マラソン2013

12月には珍しく晴天の今日、
「防府読売マラソン」が開催されました。
お天気も良かったので応援に出掛けました。

埼玉県庁の川内優輝選手も出場します。

私がいたのは22キロ付近でした。
広報車とパトカー、そして白バイに先導されて先頭の選手が走ってきました。



ほとんど同時ですね。



すごく速いのです。



あっという間に走り抜けていきました。

参加選手は何人だったのでしょう。
多くのランナーたちが走ってきます。
私は手のひらが痛くなるまで拍手し続けました。

「がんばれ！」
「がんばって！」

何人かの選手が私の掛け声に、手を振って応えて下さいました。

そうしているうちに、折り返し点を過ぎ、復路を走る選手が戻ってきます。
三人の先頭を走っていたモンゴルの選手が最初に戻ってきました。
すごく早かった。
全然失速していない。

それから川内選手。



彼も走る勢いは変わりません。



川内選手に対して、往路を走る選手が、
「がんばれ！」
「もう少しだ！」と掛け声を掛けながら走って行くのです。
余裕はないはずです、彼らだって相当にしんどいはずだもの。
スポーツマンシップですね。
眼頭が熱くなる思いでした。

「がんばれ！」は必ずこだまのように自分に返ってくる。
「がんばれ！」は自分自身への応援になる。

この大会が終わると、防府市も市民もいよいよ「年末」の気分となります。
私もやらなきゃならないことが山積みです(笑)
本当はマラソンとか見ている余裕はないのに(笑)

「飛水」

高樹のぶ子(著）

　　　　　夫のいる身でありながら、
　　　　　わたしは知り合いの葬儀で出逢った妻子ある男からの強引とも言える告白に心惹かれる。
　　　　　その不器用なほど真っ直ぐな人柄に、ますます思いは募っていくが……。

久しぶりに作者の著書を手に取りました。
男女の性愛を描かせたら群を抜くほどに上手い作家さんだと思います。

いろんな物語の書き方があるように、
この作品も一種独特の言葉づかいと節回しに読者は気が滅入りそうです。
気が滅入りながらも読み続けさせる作者の意図、それに強引に引きづり込まれながら。

水墨画の世界に彷徨うような浮遊感を味わいながら、
それでいて恋愛の真髄を熱く感じさせます。

私もこんな相手に巡り合い、こんな愛を交わし、こんな最期を迎えるのアリ？かななんて。


高樹氏はここ山口県防府市の出身です。
２度ばかり講演会でのお話も聴きました。

さて、防府市と言えば！
今日の正午「防府読売マラソン」の号砲が鳴り渡ります。
公務員ランナーさんも防府の街を走ります。
私もこれから出かけて、道路からランナーの皆さんに声援を送ります。

いってきまーす！