入院中に読んだ小説。
手術前に半分、術後に半分。
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小池昌代(著)
とっても良い作品でした。
鹿間四重奏団がラストコンサートを迎える、その最後の演奏に向けて様々な人の思いが交錯する。
どの登場人物も情感あふれ、まるで生きているかのような息吹きを感じる。
どんなに素晴らしい演奏でも、それを小説の中で言葉で伝えるのは難しい。
しかし、音が聴こえてくるのだ。
ヴァイオリンの、ヴィオラの、そしてチェロの。
コンサートに出かけたい。
病室のベッドの上で切に思った。
この小説が音楽の感動を受け渡すリレーとなりますように。
激しく雪の降る中、
音楽と聴衆の熱気とで満たされていくラストシーンは、
静かな感動が押し寄せ、切なく胸が詰まる。
私は音楽が好きでよかった。
そして、本が好きでよかった。
著者の「たまもの」これも良い作品です。
「ことば汁」は不思議な内容だったと思う。
手術前に半分、術後に半分。
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小池昌代(著)
とっても良い作品でした。
鹿間四重奏団がラストコンサートを迎える、その最後の演奏に向けて様々な人の思いが交錯する。
どの登場人物も情感あふれ、まるで生きているかのような息吹きを感じる。
どんなに素晴らしい演奏でも、それを小説の中で言葉で伝えるのは難しい。
しかし、音が聴こえてくるのだ。
ヴァイオリンの、ヴィオラの、そしてチェロの。
コンサートに出かけたい。
病室のベッドの上で切に思った。
この小説が音楽の感動を受け渡すリレーとなりますように。
激しく雪の降る中、
音楽と聴衆の熱気とで満たされていくラストシーンは、
静かな感動が押し寄せ、切なく胸が詰まる。
私は音楽が好きでよかった。
そして、本が好きでよかった。
著者の「たまもの」これも良い作品です。
「ことば汁」は不思議な内容だったと思う。