先週の金曜日は、読み聞かせ当番の日でした。
ペアで2年生のクラスへ行きました。
ペアさんは、私たちの会に1学期の終わりごろに入り、実際に
教室で読み始めたのは、2学期になってから。
かたや私、経験だけは10年越え(!)なので、そのプレッシャー
みたいなもの感じましたねー(笑)。
最初にペアさんが、この絵本を読んでくれました。
(私、初めて知った絵本でした、新鮮!!)
小さくなってしまった黄色いくれよんですが、靴に描かれたひよこや、
おもちゃのクルマ、道端の小石などをきれいに塗ってあげます。
そして、夜空に光る星を眺め、輝きの薄いものをきれいな黄色に
してあげようと、ぴゅーと空へ上っていくのです‥その場面が
きっと表紙の絵ですね。
あまりに献身的な話でちょっと驚きました。
子供たちの後ろに座って聞いていたですが、飛んでいったくれよんは
どうなるの?と心配の声があがっていました。
とともに、最後列に居た男子。
「星はほんとは地球より大きいんだぞ、だからあんなことはありえない」と
友達の肩を叩いて振り向かせ、そう教えていましたね~すごいです。
1冊目がお話の絵本だったので、2冊目にこの絵本を読みました。
椅子が、馬と椅子との共通点をあげていき‥だんだんと馬がその気になり
‥ほんとうだ ほんとうにそうなんだね
ぼくときみは おんなじだ
と言うと、椅子はクールに
いや おんなじじゃない
にているってことさ
で とりあえず
おまえは うま
おれは いす
そういうこと
では
ごきげんよう
と、はぐらかされて、終わりになります。
それまで、馬と椅子の発言にいちいち反応し、そう思うとか
思わないとか口々に言ってた2年生も、最後の椅子の言葉に
あれれ、となったようでした(笑)。
3冊目は、教室で読むには、ちょっと小さいかなーと思ったのですが、
中ほどに出てくる月がとても印象的なので、季節的にちょうどよいと思い
読んでみることにしました。
ほんとかわいい絵で‥昭和生まれの私たちには、馴染み深い黒電話。
電話という便利なものがあるらしい、と知ったりすたちは、自分たちで
電話を作ってみることになり、せのたかいアケボノスギを でんしんばしら
みたて つるをあんだ ロープをわたして でんせんにし、
そのさきに ねんどでつくった でんわきをとりつけました。
でんわの かいつうです!
(思わず、ちがうやろ、とつっこみたくなりますね~。)
そして、月のきれいな晩、りすのこどもが、おばあちゃんもこのきれいな月を
見ているかなーと心配になり、わからないながらにも電話を使ってみることに。
「そうだ!
こうするんじゃないかな」
りすのこは
でんしんばしらを
とととっと かけのぼると‥
「めざす ほうこうは
あっち!」
かけだしました。
なにもかもかわいいです(笑)。
編み物をしていたおばあちゃんは、外を見ていなかったので月の美しさに
ちっとも気が付かず。なので、こりすが「でんわでおしえてくれた」ことを
とても喜びます。そしてりすのこは、帰り路はおばあちゃんに手をひかれて。
りすのこも
おばあちゃんも
「でんわって なかなか
いいものだなあ」
と おもいました。
小学2年生は、電話=黒 というイメージがつかめず、電信柱や電話線と
言う言葉も、あまり聞いたことがないかもしれないので、大人がにやりと
するようなおもしろさは感じられなかったかもしれないなあと思いました。
でも、おばあちゃんが喜んでくれて、月がきれいな夜、手をひかれて歩く
場面のじんわりとした嬉しさは伝わったかも、とも感じました。