読書の記録を、その流れを感じながら(?)残しておこう
と思った年の初め‥。
12月は2度続けて『グレート・ギャッビーを追え』を
読んでいました。それは『一人称単数』からの流れ、というか、
その2冊は店頭に並んでわりとすぐに購入したのですが、
なんとなく、図書館からの本を優先して?いや、買ってすぐに
読み終わってしまうのがもったいなくて、とっておいたのです。
表題作の「一人称単数」のラストは、半年前に読んだ
チーヴァーの「泳ぐ人」のラストを私に思い起こさせました。
漂う空気の冷たさがとても似ていると感じました。
ジョン・グリシャムの小説を村上春樹が訳す!それだけで
興味津々でしたが、邦題はどうかなー?微妙だなーというのが
私の率直な感想。あとがきで春樹氏はこれ以外は思い浮かばなかった
と書いてたように、たしかにフィッツジェラルドといえば、
ギャッツビーだし、たしかに「追って」はいるのですが、邦題からの
イメージだと、もっと追って欲しい、というか、もっとコナン的な
刑事ドラマ的な展開を期待してました‥(笑)
その点からいくと、この小説のクライマックスは「そこ」では
なかったのが残念、かな。海辺の町とか、疑似恋愛とか、せつない系
の気持ちは満たされたような気がしました。
そしてここからが、(やっと)年越し。4冊予約していた本のうち
年末に3冊を借りることができ、どれから読もうか迷った結果
この本から。
表紙だけ見て、そそられて、借りてみたら
絵本ではなくて(勝手に絵本だと思ってた)詩集でした。
作者は1990年生まれ、早稲田大学文化構想学部卒。才能のある
方なんだと思いました。
短い詩ばかりではなく、散文形式の短いお話もあり‥
保育園の頃に、私にはお父さんが二人いた、と始まる「おとうさん」
がわかりやすかった。
SNSに流れてきたので、
借りてみました。(私と)等身大の主人公が出てくる等身大のはなし。
本文中で紹介されている「水曜日郵便局」。
実在していた!と知ったのは読了後だったけど、もし今もやっていたら、
私は私の水曜日を書き記して見知らぬ誰かの元へ届くことを想って、
送ったのだろうかー。
厚く重たい本を想像していましたが、
文庫本になってました。
アラスカ・インディアンに語り継がれる知恵と勇気の物語‥。
日本でも姥捨てがあったように、部族や集落が生きのびるためには
弱者を切り捨てていくことも必要、という考え方。
置いていかれたのが、おじいさんではなく、おばあさんであったこと、
そして二人が置き去りにされた屈辱をばねに、生き抜いてやろうと
決めたことが(私の)ココロに風を吹かせ、二人を応援しながら、
時に見守りながら、そして終始祈りながら、読み進めました。
人して生を受けた以上、自分にできる限りのことを続けていく
努力をしていこうと、素直に思わせてくれる本でした。
次の読書は、貸してもらった本といただいた本。
恋愛ロマンス系みたいです。
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最近ようやくブログを書く気になりまして・・・(笑)
今年もよろしくお願いします。
私も、せめて読んだ本の記録程度にでも書こうと思ってはいるのですが・・・
書くことがだんだん億劫になってきて、これではいかんと反省しているところです。
『ふたりの老女』、以前読んだことがあったような・・・
今読むと身をもって感じるところが多そうですね。
本棚を探してみよーっと。
こちらこそ今年もよろしくお願い致します。
読んだ本の覚書は重要だなーと感じてまして笑、
ほんとすぐに忘れてしまうんですよね。
自分だけのノートに書くよりも、ブログに書いた
方がちゃんとした残しておけるので、せめて
それだけでも続けていこうかなと思ってます。
くっちゃ寝さんのところで知った本で
読んでないものもまだたくさんあるので
がんばって追いついて行きたいです♪