10月の、図書ボランティア(読み聞かせ)の記録です。
13日(金)は、ペアで、4年生のクラスへ行きました。
ペアさんが読んでくれたのは、こちらの本。
ちょっと季節がずれてしまったので、
どうしようかと考えていたそうですが、長新太さんの絵の、かがく絵本、
なかなか面白かったです。
思わずやぶ蚊に同情してしまいます(笑)
続いて私が読んだのは、7日の新刊絵本講座で手に入れたばかりの
こちらの落語絵本。
人間国宝である 柳屋小三治の落語「猫の皿」を底本をしているので、
おはなしが面白いのはもちろんのこと、野村たかあきさんの版画の絵も
とてもよい感じです。
ところは、お江戸。登場するのは、掘り出し物を探して、ほうぼうを歩き回る
「道具屋さん」と、茶店の爺さん、そして表紙に描かれている猫。
田舎を捜し歩いても、よいものを見つけられなかった道具屋が、もう今回は
あきらめて、江戸へ戻ろうとして寄った茶店で、ふと、奥をのぞくと猫が
ごはんを食べていた‥
なにげに ねこのさらをみて おどろいた。
これが、<えこうらいの うめばちのちゃわん>という すごいしろもの。
えどじゅうを さがしても これだけのちゃわんをもっているのは、
ふたりとはいないだろうという すごいちゃわん。
「しらねえっては おそろしいね。
ほんものだよ。
こんなものを ねこのさらにしてやがる。
こりゃあ ありがてえ。しょうばいを なまけちゃいけないね。
こんなところで、うまいしょうばいに ありつけるとは おもわなかったね‥」
そして、この道具屋はその梅鉢の茶椀を手に入れるために、まず猫を手に入れると
いう作戦に出たのですが、茶店の爺さんの方が、さらに商売上手だったというお話です。
落語なので、オチがわからなければ、何も面白いことはなく‥そのオチがわかるのは
何年生くらいからかと考えて、まずは4年生でチャレンジしてみたのですが。
まあ、反応的には、拍手パラパラという感じで、わかったという子もいれば、??という
子もいたような感じでした。
機会があれば、5年生6年生のクラスでも、読んでみたいと思います。
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