薺家

手が遅い

 私はペースが遅いので、一枚仕上げるのに何日もかかります(^_^;)
先日、やっと9ページ目のネームが描けました。


 ストーリーを考え始めたとき、
頭の中にあることを簡単な文章にします。
シナリオのようなときもあるし、小説のようなときもあるし
箇条書きだったり、メモだったり、気分次第です。
 そして、実際描いたものとは内容が違ったりします。(-_-;)

 廊下ですれ違う下級生に短かく言葉をかけられて
答えに戸惑っていると、キャーと叫びながら駆け出していく女子たちの
後ろ姿を見ながら照れくさそうな困ったような、何とも言えない表情の真を
一度見たことがある。
その時彼は、からかわれたと思っただろう。

 缶ジュースを3本抱え、教室に戻ってきた真。
由美がいないことにすぐ気が付き、
「湖内さん、帰っちゃった?」
「たった今。入れ違い」
紙の束を机の上でトントンと上下を整えながら真琴が言った。
「そうかぁ、遅かったな」
と、お礼のオレンジジュースを渡せなかったことを残念がっている。
真琴は、
「お礼なら私がちゃんと言っといたから、大丈夫よ」
笑いながらそう言い、手を伸ばした。

 今回は、小説の気分だったみたいです。






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