活字を読もう

リョウは秀平のことを、成績優秀で雰囲気も大人びていて、同じ年なのに考え方もしっかりしていて言うことも説得力があるすごい奴って憧れてます。

秀平はリョウのこと、自分と違って人の輪にどんどん入っていって、しっかりコミュニケーションが取れて、いつも周りの人を笑顔で一杯にできるすごい存在だって一目置いています。

リョウは自分自身のことを、頭の悪い、意思の弱い、周りに迷惑ばかりかけるダメ人間だと思っているし

秀平は自分のことを、人と関われない、小説に逃げているつまらない人間だと思っています。

お互いがお互いのコンプレックスを刺激する関係なんです。

でも、どっちも良いんですよね。

人とのびのび関わるからこそ、リョウは多少はおバカさんかもしれませんが、カラッとした明るい雰囲気が身に付いているし、人前でわんわん泣いて自分をさらけ出し、相手の心も一気に開かせてしまえるわけですし。
無邪気で華のある雰囲気は彼特有の魅力だと思います。


秀平はどこか冷めきっていて、友人は少ないかもしれないですが、たくさんの本を読んで、いろんな人の感情や思いをじっくり味わっているからこそ、いろんな人の悩みや考えを理解したり、共感したりできるのです。だからこそ、相手に寄り添うアドバイスも出来るし、心を癒すことも出来ます。
しっとりした大人びた雰囲気が彼の魅力だと思います。

つまり…作者的には、どっちもそれぞれ魅力的だと思います♪

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