ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

広場に行こうぜ!

2008-01-23 22:02:20 | 日記・エッセイ・コラム

雪は本気で積もろうとしているように思えたけど
わりと呆気なく雨に変ってしまった。
明日の朝のツルツル道を歩かないで済むので良いです。
見た目は奇麗でも雪はすぐに真っ黒、ぐちゃぐちゃ
朝は氷になるという厄介な物である。
出来れば、どこにも出かける用事の無い休日の前の日に
ロマンチックに白い景色にして欲しいものである。

子供の頃は『雪』って結構、積もったように思う。
なにしろ雪だるまも簡単に作れたし
雪の滑り台だって作った記憶がある。私が作ったのではなく
多分、兄達が作ったのだろうけど。
小さい頃は町中に元気な子供が沢山居て
雪合戦とかめいっぱいやった。隣町と、もはや戦争だ。
作戦とか、その場でいろいろ考え実行したものだ。
他愛無い作戦は結構成功したりする。
子供の考える事だ、面白いに決まっている。
足跡の無い奇麗な白い一面に長靴で足跡を残すのが
誇らしげであった。誰も見ていないのに。
そういう場所、今はどこにもなくなってしまった。
あの広場の広さは子供だったから広く感じたというのもあるけど
今は、公園という名でしか見られない。お仕着せの広場だ。
広場は公園では無かった。小さい頃の合言葉『広場に行こうぜ!』

今日、読み終わったのは山田悠介『オール』です。
いつもの山田作品と異なり理不尽な目にあう主人公でなく淡々と
過ぎてゆきます。山田ワールドのドギツサが無い分
イマイチ迫力がかけますが、山田悠介の今後の作家としての
形を試行錯誤しているようにも思えました。頑張れ!ヤマダ!

オール オール
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2007-06