野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



先日石垣島に野鳥撮影旅行に行ってきました。・・・そこで撮影した野鳥をこれから順次掲載する予定。

まず初めは国指定特別天然記念物で環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠA類に指定されているカンムリワシ

カンムリワシのことをウイキペディアで調べてみました<・・・>がその引用部分

日本版には<21の亜種に分類されているカンムリワシのうち八重山列島(石垣島など)の個体群は日本固有亜種で分布の北限にあたる>

英語版には<全長はオス47~51cm、メス48~53cm>・・・オオタカやノスリのメスと同サイズくらい

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)には全長55cmと表記され、通常メスがオスより大きいタカ科の特徴に当てはまらない雌雄が同サイズ

英語版ウイキペディアには<体重はオスで420 g、メスで565 g>・・・全長にあまり差が無くても体重ではやはりメスがオスの1.3倍

台湾の固有種とされるオオカンムリワシを台湾の野鳥300図鑑(中華民国野鳥学会)で見ると、全長65~74cmという大きさで、石垣島の亜種よりかなり大きな野鳥でした

カンムリワシの語源となった冠羽を逆立てたポーズも一瞬だけ見せてくれました



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ヘラサギが飛来して着地するまでの姿と一緒に手元の日本野鳥歳時記(大橋弘一著)からヘラサギを紹介しましょう・・・<・・・>がその引用部分

<ヘラサギの近縁の鳥にクロツラヘラサギもいて両種とも数がとても少ない貴重な鳥です>

<特にクロツラヘラサギは繁殖分布が中国大陸の沿岸部などの地域に限られ、全世界で2000羽しかいないと推定される希少種>

<ただ九州や沖縄の特定の水辺に定期的に渡来しており、国内で毎年300羽ほどが越冬しています>

<これに対してヘラサギは国内に定期渡来地は無く、毎年ほんの数羽程度がどこかで観察されるのみ>

<こんな貴重な鳥ではありますが、ヘラサギ類は江戸時代からその存在が知られていたようで、いくつかの古名があります>

<面白いのは中国名そのままの「漫画」という古名で、「漫」は落ち着かない様子「画」は描くという意味>

<つまり、水面を落ち着きなく模様を描くようにして食べ物を探す様子を示すもので、言い得て妙な呼び名だと思います>

鳥名の由来辞典には別名として「かうかい(笄)さぎ」(笄は日本刀の装具の一つヘラサギのクチバシに似ている)「どろさぎ」「えびすくい」が記載されていました



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正面から見たミサゴの姿と一緒に手元の日本野鳥歳時記(大橋弘一著)からミサゴの名の由来を紹介しましょう・・・<・・・>がその引用部分

<ミサゴは奈良時代からの文献に見られる古い鳥名で「万葉集」にもミサゴの和歌5首が詠まれています>

<水中に足から突っ込み、魚を捕らえる生態から「水さぐる」が語源といわれています>・・・生態からなら「水割く」の方が近いと思いますが

<ミサゴには「みさご鮓」という興味深い伝承が知られています>

<その昔、ミサゴが海岸の岩陰などに残した魚が海水を浴びて発酵したものを漁師が食べてみたところ美味だったので「みさご鮓」と呼ぶようになったという話です>

<さらにみさご鮓を発展させたものが今日の鮨の起源だという説もあります>

<ミサゴの巣にご飯を置くと、ミサゴはご飯を食べずにその上に魚を乗せるので、それをまねて作ったのが握り鮨の原型というのです>

<握り鮨の歴史は意外に浅く、江戸時代からの食べ物です>

<みさご鮓をヒントに、江戸時代の人が握り鮨を考案したという説も時期的には辻褄が合います>



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カワセミが飛び出す姿と一緒に、手元の日本野鳥歳時記(大橋弘一著)からカワセミの名の由来を紹介しましょう・・・<・・・>がその引用部分

<カワセミという言葉の語源は案外複雑で、奈良時代には「そに」又は「そにとり」と呼ばれていました>・・・古事記に鴗鳥(そにどり)という記述があります

<この「そに」が時代と共に「そび→せび→せみ」へと徐々に変化>・・・日葡辞典(1604年)に「かわせび」の記載あり

<室町時代には川にいる「せみ」を「かわせみ」と呼ぶようになったようです>

<実は、奈良時代の「そにとり」という語は、もう一つの変遷を遂げます>

<「そに」も「そにとり」も青緑色をした鳥という意味だったのですが、その色を示す「そにとりいろ」が転じて「みどりいろ」になったのです>

<緑色は日本語に置いてカワセミの色だったというわけです>

<「みどり」はもともと瑞々しさを表す語で、それが新芽の意味に変わったというのが通説ですが>

<それでは「みどり」の説明にはなりません。「そにとりいろ」が「みどりいろ」に変化したという説の方が説得力があります>



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ヒヨドリが飛び出す姿と一緒に、手元の日本野鳥歳時記(大橋弘一著)からヒヨドリを紹介しましょう・・・<・・・>がその引用部分

<声が和名の由来であることは言うまでもありませんが、平安時代には「ひえどり」と呼ばれ、江戸時代ころまでに「ひよどり」へと変遷したようです>

<全国的に一年を通して数多くみられる鳥ですが、このような生息状況となったのは最近のことで>

<1970年代以前は漂鳥に分類されていて、夏には山林に行かなければ見ることができない鳥でした(中略)>

<当然、中世以前には身近ではなかったと思われ、古典文学への登場はほとんどなくヒヨドリに関する故事やことわざも皆無に近い状況です>

<一方、現代のヒヨドリにとても注目する人々がいます。それは欧米のバードウオッチャー達で、欧米にこの鳥が分布していないからです>

<ヒヨドリは、日本列島や朝鮮半島など東アジアの極めて限られた地域にしか生息しない、世界的には分布の狭い鳥です>

<その分布の中心は日本列島であり、日本の準固有種とも言える存在なのです>

<地球規模で見れば、そのような貴重な位置づけにあるということは、我々にとって意外なことかも知れません>



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ツグミが飛び出し飛び出す瞬間の姿と一緒に、手元の日本野鳥歳時記(大橋弘一著)からツグミを紹介しましょう・・・<・・・>がその引用部分

<ツグミは全国に渡来する代表的な冬鳥で数も多く、冬鳥の中で最も親しみ深い鳥といえます>

<身近な存在であるツグミですが、和名の由来は良く判っていません>・・・奈良時代の出雲国風土記にはツグミの名が出ている(鳥名の由来辞典)

<一説には、口をつぐむのツグムが語源といわれ、明治から昭和初期に編まれた「大言海」に>

<「夏至を過ぎると声を出さなくなるのでこの名となった」とあります。しかし、冬鳥のツグミに夏至前後の話はいかにも場違いです>

<広く解釈してアカハラやクロツグミなど、夏に見られるツグミ類のことだと考えても実際の生態に合いません>

<大言海に沿って考える限り、ツグムが語源だとは考えられないのです>

<ここで浮上するのが「突く実」説です。木の実を突いて食べるから「つくみ」と呼び、濁ってツグミとなったと考えます>

<これなら実際の生態に照らして、すんなりと理解できます>



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メジロが飛び出し飛び続ける瞬間の姿と一緒に手元の日本野鳥歳時記(大橋弘一著)からメジロの部分を紹介しましょう・・・<・・・>がその引用部分

<メジロは俳句では夏の季語ですが、春がこの鳥に最も似つかわしい季節だと思います>・・・激しく同感

<メジロはスズメよりも小さく、きびきびした動作で素早く動き回ります>・・・カメラのフレームにいれるのが大変

<よく見ると、頭から尾にかけてある体上面の黄緑色がなかなか美しい鳥です>・・・1/4000でも翼がブレている

<喉のあたりは、その色が黄色味がかり、グラデーションの美しいアクセントになっています>・・・ストロークダウンすればブレが収まる

<何よりも和名の由来となった白いアイリングが目立ちます>・・・これも1/4000秒でブレています

<「目白」と書くのが一般的ですが、実はメジロと読むもう一つの漢字表記があります>

<「繍眼児」がそれで、一見難解な表現に見えますが繍は刺繍の繍で「縫い取り」を意味する漢字です」

<この鳥の白いアイリングは、糸で縫い付けたかのように見えるという意味の表記なのです>



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モズが上の枝に止まるまでの瞬間と一緒に手元の日本野鳥歳時記(大橋弘一著)からモズの部分を紹介しましょう・・・<・・・>がその引用部分

<モズ(百舌)は万葉の昔から多くの和歌に詠まれ、民話などの題材ともなりました>

<「モズの銭勘定」ということわざは、飲食の際に人に支払わせて自分は金を出さないよう誤魔化すことをいいます>

<また「モズの借金」はモズが沓(くつ)職人のホトトギスから馬の沓を買い代金を支払わずに逃げ回ったという民話です>

<やがて、(反省した)モズはホトトギスのために木の枝に獲物を刺してご機嫌を取るようになったというお話です>

<モズ勘定に似た話は、関東地方以西の各地に点々と起源があり、(そこで)モズはずるい鳥だと考えられていたようです>

<漢字で百舌と書くのは他のいろいろな鳥の鳴き声を真似る性質を表しており(昔の人は)そこにずるさを感じだのでしょうか>

<現実のモズは目が大きく可愛らしい顔をしています>

<でも性質は獰猛で、自分の体と同じくらいの大きさの鳥や獣まで追いかけます。こうした生態に昔の人は驚き、畏れたのかも知れません>



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MFの冬鳥クイナ(全長29cm)ですが手元の日本野鳥歳時記(大橋弘一著)からクイナの部分を紹介しましょう・・・<・・・>がその引用部分

<クイナは水辺の草むらに棲む地上生の野鳥ですが、数が少ない上に臆病な鳥で人目に付く場所には滅多にでてきません>

<今ではなじみの薄い野鳥ですが、平安時代にはポピュラーな鳥だったようです>

<その名は平安時代から様々な文献にみられ、藤原定家など歌人たちが和歌の題材に好みました>

<古典では「くひな」は「たたく」という言葉と必ずセットで出てきます。これは鳴き声が戸を叩く音のように聞こえることからの発想です>

<平安時代には男性が女性の家の戸を叩くことをクイナの鳴き声に例えるのが、当時の和歌(を詠む際)の常とう手段でした>

<紫式部は男性の訪問を無視したあとの返歌で「うるさく戸を叩く音はクイナ(の鳴き声)に違いない」といった心境を詠んでいます>

<このように詠まれた声の主は(実は)近縁のヒクイナです、昔は両者を区別せずどちらも「くひな」と呼んでいたのです>

<声高く鳴くのは繁殖期特有の行動なのでノックのような声の主はヒクイナだと推定できるのです>・・・NET検索してみるとクイナはキョッツ、キョッツ。ヒクイナはコンコンコンで確かにノックの音に似ていました



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以前にも紹介しましたが「春はあけぼの」で知られる清少納言の枕草子には「鳥は、オウム、ホトトギス、クイナ、シギ(以下略)」とシギの名が挙げられています

今から1000年前に亡くなった彼女(966?~1025年)がオウムを知っていたのは驚きですが、720年成立という日本書紀にもオウムの記事があるとか

清少納言が「いとおかし」(大好きな)鳥として入れたシギは、今も京都鴨川でよく見るこのイソシギでしょう

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)ではユーラシア大陸、アフリカ大陸、東南アジア、オーストラリアに分布、南北アメリカ大陸に分布なし

手元の北米野鳥図鑑(national geographic field guide to the birds of north america)には、イソシギは「アリューシャンレットなどで稀な渡り鳥として時々見られる程度」と記載

一方、イソシギによく似たspotted sandpiper(アメリカイソシギ)が、南北アメリカ大陸に広く分布しているようです

アメリカイソシギ(全長19cm)はイソシギ(全長20cm)よりやや小型、繁殖期には首、胸、腹部に濃褐色斑が出て魅力的な姿となります

米国のシギチドリ図鑑(shorebirds)のイラストを見ると、アメリカイソシギの翼帯は狭く、イソシギの方が幅広で目立ちます

また翼下面の白色模様と尾羽の白色部分もイソシギの方が鮮やかで、非繁殖期だけならイソシギの勝ち?



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堤防を越えて7羽のツクシガモがMFに飛来してきました

飛行するツクシガモを追いかけるのは容易ではありません・・・このあとはフレームから外れたりピンボケ写真ばかり

やっとピントが合ったとき、ツクシガモ達はMFの池の上に到達

前から2羽目(体が大きく体色も濃いのでオス成鳥か)の次列風切に不明瞭な緑色の翼鏡を確認、

翼鏡は太陽光線との角度で見えたり見えなかったりしますが、幼鳥の翼鏡は太陽との角度が合っていても不明瞭です

前から2羽目の個体が翼をやや下げると、再び翼鏡が見え始めました

翼鏡を見せたままこのあと着水・・・ツクシガモの翼鏡はマガモなどと比べると地味な印象

続いてMFに入ってきた別グループの着水

距離が遠かったので不鮮明ですが、前から5羽目に緑の翼鏡があるのが何とか判ります



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近くの公園で頻繁にみかけるシロハラ(全長25cm)。図鑑(日本の野鳥590・平凡社)でその分布を調べてみました。

シロハラの越冬地は北日本を除く日本と朝鮮半島、台湾および中国南部・・・いつも地面に降りて落ち葉の下などにいる獲物を採餌

その繁殖地は中国東北部とロシア沿海州・・・シロッハラの背中

よく似たマミチャジナイ(全長22cm)の越冬地は、シロハラの越冬地を含め東南アジアまで広がっています

そのマミチャジナイの繁殖地はシロハラよりもかなり北、シベリアからカムチャッカ半島付近

両者が同じ越冬地や繁殖地なら争いが絶えないでしょうが、上手く棲み分けているようです

特にシロハラよりも体が小さいマミチャジナイが(争いを避けられるよう)分布域をシロハラよりも遠くに広げたのかも知れません

念のため東南アジアの野鳥図鑑を見ると、マミチャジナイの記載はありますがシロハラの記載はありません

シロハラは欧米やオーストラリアには分布していないので、その国のバーダーが見たら喜ぶでしょうね



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約180m離れたMFのポイントからオオタカが飛び出したので追いかけながら連写開始

遠いのでトリミングしています

翼のストロークダウン

足を下げたまま翼をストロークアップ

ストロークダウン

足を後方へ移動

再びストロークアップ

ここから急上昇を始め

沖を通過する船を背景に飛ぶオオタカ



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自宅から自転車で行くことができる池にミコアイサを探しに行ってきました・・・ミコアイサ♀(左)と♂(右)

江戸時代の「本朝食鑑」(1697年)は12巻10冊もあり、禽部・鱗部・獣畜部など、品名を挙げて、その性質や食法などを詳しく説明する食物辞典です

その現代語訳(東洋文庫312・島田勇雄訳注)にコガモが出ていて<コガモを阿伊佐(アイサ)ともいう>とありました・・・ミコアイサ♂2羽

その中で<コガモに似て頭は淡い赤、全体は赤色を帯びクチバシと足は黒いものがあるのをコアイサという>・・・ミコアイサ♀のことか

<コガモに似て全体はやや白く、頭に碧黒の冠羽があり、クチバシと足は黒いものがあるのをミコアイサと呼ぶ>・・・ミコアイサの羽ばたき

<ミコアイサは常に小魚を食べているが、その味は良くなくコガモよりずっと劣る>

ちなみに<コガモの味は極めて美で、マガモに劣らない。それで世間ではマガモに次いで賞されている>

コガモの薬効として<腹中(心の中)を補い、気を増し、脾臓、胃を整え、水腫(リンパ液)を通す>

今から300年以上前の辞典ではコガモとミコアイサを同種と考えていたようですが、味の違いは顕著だったようです



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ツクシガモを1秒間に20枚の連写(画像間隔は0.05秒差)で追いかけていたら、先頭個体の尾羽の下に暗い線が

次の場面で黒い線が伸びてきたのでフンと判明

後方にいた白い船のお陰でどんどん伸びるフンが明瞭になってきて

最初のカットから4枚後、時間にすると0.2秒が経過してもフンはまだ続く

やっとフンが途切れたのは5枚目なので0.25秒後

途切れたフンは空中で次第にバラけてきて後方のツクシガモを直撃か

と思っていると、後方から来るツクシガモは高度を上げてフンを避けていますね

フンとの衝突を避けたツクシガモ達

漁船を背景に気持ち良さそうに飛び続けるツクシガモ達でした



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