ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

やっと来ましたジャワ島 4

2016年01月06日 | インドネシア2015
平成27年12月8日(火)

ジョグジャからソロに1泊の旅行です。
大荷物を預け、チェックアウトして、1日分だけの荷物を持って駅に向かいます。
ホテルから駅の南口は徒歩5分というところですが、せっかくだから正面駅舎から乗ろうと回り道しました。
ところがどっこい。ソロまでのチケットはここでは販売しない、南口へ行けと言います。
日本では考えられない対応です。どちらから入っても中では繋がっているのに、何故?


ジョグジャのメイン駅トゥグ駅の正面

しかし、仕方ありません。南口の右手にあるチケット売り場の2番カウンターでソロまでのチケットを購入。
8:45発でソロブラパン駅まで8,000RP(約80円)。1時間以上乗る料金とは思えません。



待合室は屋外のベンチです。
列車はソロからこのジョグジャのトゥグ駅に着いて、10分後くらいに折り返し運転のようです。

トゥグ駅の次の駅で満席になりました。その次は空港駅で、
その後はソロブラパン駅の手前で多くの人が降りるまで、ほとんど停車しません。急行だったのでしょうか。


ソロブラパン駅

終点のブラパン駅に降りると、タクシーやペチャの攻勢です。
王宮まで、タクシー40,000RP、ペチャなら30,000RPと言います。
ペチャ20,000RPと粘っても駄目で、面倒なのでOKしてカススナン王宮に向かいます。


この写真を撮ったときにハプニング

市場の横を抜けて、カススナン王宮のチケット売り場に着きます。
ペチャを降りて、記念撮影をするときに、うっかりして足がバイクのマフラーに接触しました。
すぐにペットボトルの水をかけますが、だんだん酷くなっていきます。

チケット売り場には4,5人の男女がたむろしていましたが、そこの椅子に座らせて貰うと、
男性の一人が日本語で、「火傷にはプラセンタがいい。」と言います。
すると横にいた女性が外にいた知り合いを呼びつけて薬を買いにやらせました。
プラセンタという塗り薬を塗って、料金を払おうとすると要らないといいます。


日本語の達者な男性


チケット売りの女性

薬の箱を見ると12,500と数字が書いてあります。これが料金でしょう。
15,000RPを出すと、それでも要らないと言います。
そういうわけにはいかないので、なんとか押しつけて礼を言いました。
3,4人で本当に心配してくれて、薬まで買ってくれて、親切が身に沁みました。

痛みがあるので、王宮の見物も早々に済ませ、歩き方にある店で昼食を摂り、
薬局の場所を聞いて、ガーゼとテープを買いに行きました。
言葉が通じずに悪戦苦闘。傷を見せてN氏のボディーランゲージでやっとゲットしました。
そこで応急に手当てをして、取り敢えずペチャで宿に行きます。


薬局の娘たち

この宿はまだ新しい感じなのだが、フロントの女性たちが慣れていない上に、英語がよく分からない。
何とか部屋に入って傷を見ると、かなり紫色に変色しています。
シャワーを浴びるには傷口一帯にラップを巻いて防水する必要があるんです。


フロント嬢たち、とてもそうは見えません

しばらく休憩の後、すぐ近くにあったショッピングモールでラップを買い、
帰りに、ホテルのフロント兼レストランでビールを買って前のテーブルで喉を潤すことに。
女性たちがドーナツのような菓子を食べていたので、2つ頂戴というと、袋ごとくれました。


モールでラップフィルムを購入

怪我のせいか、出かける気分になれず、そのうち激しい雨が長引いて、出られなくなりました。
夕食は、小降りになった時に先程のモールの上階にあるフードコートで麺を食べ、
翌朝食用のパンを買って帰りました。

ソロではバティックの体験をする予定だったが、思わぬハプニングというか、
ちょっとした不注意で火傷してしまったために全てが狂ってしまいました。
王宮以外に観光はできなかったが、その代わりに人々の親身に触れることができました。
N氏には申し訳なかったが、私にはあの人たちの親身が何にも勝るものでした。

ありがとうございます、皆さん。

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